迷子になったと思ったら世界が違った件について

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朝6時。

カランカラン

エ「みんな起きて！朝ごはん遅れるよー！」

起床時刻を知らせる鐘の音とエマのおはようコール。

ト「待て待てーい！」

ラ「待たーん！」

ギ「こら！遊んで無いで支度しな！」

マ「エマ靴履けなーい。」

フィ「A、紐結べない！」

エ「今行く！」

「ちょっと待ってね。」

賑やかな朝の支度。
食事場所に行けばノーマンとレイがご飯の支度をしてる。エマとノーマンとレイは私の1番の友達。
これが当たり前で私の幸せだった。

エ「ほっはよー、ノーマン、レイ！」

「2人ともおはよう！」

ノ「おはようエマ、A」

レ「おはよう、A。ほはよー、エマ。」

こんな何気無い幸せが壊れるとは思っても見なかった。
ふかふかのベッド、白ずくめの制服、美味しいご飯、首すじのマイナンバー、そして毎日のテスト。
全てが私の当たり前だった。
11年疑ったことなんかなかった。
それがある日いきなり壊れた。

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