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四十話:最期 ページ42
鈴Side
鈴「ゔっ……ひっく…(泣)」
春彦「生きような」
春彦さんが手を差し伸べる
鈴「うん！」(泣)
私は微笑みながら春彦さんの手を取る
私達は廊下へと走り出すが道が城の木材で塞がれている
すぐにも倒れてきそうだ…
鈴「道が塞がれている…どうしよう…」
春彦「……………………
お前ら鈴を頼んだ」
春彦さんが可笑しな事を言う
六年生 「「「はい…！」」」
すると伊作さん達が天井裏から現れる
私は春彦さんの言った言葉が理解出来なくて、
大声で言う
鈴「えっ…どういう事…春彦さん！」
春彦「ごめんな、お前らだけでも生きてくれ…
鈴…心から愛している…」
鈴「っ…意味が分からないよ！」
伊作さんのが私の体を横抱きにする
鈴「は、離して！」
私は抗うが男と女の差っていう奴は、とてもという程違う
男のほうが強い、だから抵抗しても離してくれなかった
私は春彦さんに向かって言った
鈴「春彦兄さんっ！死んじゃ嫌だ！」(泣)
春彦「っ…(泣)」
最期に見た春彦さんは泣いていた
そして私は天井裏へと連れて行かれた
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作者名：えんどう | 作成日時：2021年7月19日 20時
