お姫様から忍者へ【忍たま】 (ページ24)

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二十三話:切れる音ページ24

(鈴は、殿様と奥方様の部屋に向かっています)
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鈴Side

鈴「はあはあ…あとちょっとで着く」

？「ゔーぅーっ！」

鈴「あの声は留三郎さんっ！早くしなくちゃ」

　私は襖を勢いよく開ける

　すると皆の視線は私の方へと移る

奥方「あら、鈴ちゃんまだ起きてたのね」

鈴「……………」

殿様「ほらこいつ等が新しい玩具だ…！」

鈴「…………」

奥方「ふふっ、鈴ったら驚き過ぎよ」

奥方「折角此処に来たんだし見ていってね」

奥方「"遊び"をね」

殿様「今日は毒では無いんだ！」

殿様は切れ味の良い刀を私に見せつける

鈴「……」

？「ゔーうーっ」

奥方「以前のより元気ね!新しい玩具は！うふふっ」

鈴「……んで…」(ﾎﾞｿ)

殿様「では誰から遊ぼうか？」

奥方「あの子とかどう？あの髪がサラサラな子とか」

殿様「そうだな！美しい顔をまた見せてくれ」

奥方様は視線を仙蔵の患部に移す

(仙蔵達は、手が縄で縛ってあって抵抗出来ません)

奥方「最初は、此処からが苦しめてあげる」

奥方様は仙蔵の患部を刺そうとする

文次郎「ん、ぞうっ！」

仙蔵「ゔ…っ、だずげ、でぐ、れ」

仙蔵の言葉が鈴の耳に入った時

私の何かがプツンと切れる音がしたのは言うまでもない

鈴「ふふっ…」

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