【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹

4.GWの過ごし方 ページ9

.




学校生活に慣れ始めたある日の昼休み。


私はさっきまで行っていた英語の授業ノートをクラス全員分を持って職員室を訪れていた。



今日の日付で当ててくるってなんなん。
最悪や。


日付と出席番号をかけて問題解かせたり仕事任せたりする先生よくいるよね。

こういう人嫌い。恨むわあ。




先生「宮ー、ここ置いといてくれ。

昼休み割いてすまんな。ほれ、これやる」



『飴に免じて許します。ありがとうございます』




心の中でふて腐れながら先生の机にノートの束を置くと手渡された2つの飴。


モノで好感度上げようとしたのかな。
うん、まあ少し上がったよ先生。




斉「あ、宮、ちょうどいいところにいた」




踵を返して出ようとしたら、男バレコーチの斉藤先生に遭遇。そして捕まってしまった。


あぁ、私のお昼休みが。




斉「あからさまに嫌そうな顔をするな笑」



『優雅な昼休みを過ごそうと思ってたのに先生2人に邪魔されてるんですけどー。

それでご用件はなんでしょ』




まあ別にそこまで優雅じゃないけど。





斉「すまんて笑

レギュラー組と五色がゴールデンウイーク後半に4泊5日の合同合宿参加するっていうのは知ってるよな？」




4泊5日？


合同合宿？？



あー…そういえばレギュラー組だけそんな日程あったな。

監督もコーチもいなくなるから、留守番組の練習私に任されてるんだよなあ。




『梟谷グループとでしたっけ。

私お留守番組ですよね？』




梟谷グループ……。

東京の梟谷学園、音駒とその近郊の森然、生川の強豪校からなるグループだったっけ。

今回音駒がすでに別の学校と練習試合を組んでて日程的に参加が難しく、代わりに梟谷の監督から声がかかったんだよねえ。




斉「最初はその予定だったんだが…。ちょっと仕事ができてな。





代わりにお前に行ってきてほしいと思ってるんだがどうだ？」

＊→←3.Instagram

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す