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私たちの会話が周りの人たちに聞こえたため、俺も俺もと次々に手があがる。
いや皆さん?聞いてました?
私セッターちゃいますねん。
挙げ句の果てには
牛「俺にも頼む」
若利さんにまで頼まれてしまったよ。
あぁ、若利さんに頼まれてしまったら断りきれない…。
『はぁぁ。
わかりました、上げますよトス。
でも久々なので大目に見てくださいよ』
トス上げるくらいなら問題ないよね。
自分の身体と相談した結果まあやりますよね。
重い腰を上げ、軽く肩周りのストレッチをしながらコートへと向かった。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ーーーードカッ
『ナイスキーです、と言いたいところですが
少し高かったですかね若利さん』
ちょっと今のは指先に近かったかなあなんて思いながら順番が回ってきた若利さんにトスを上げる。
憧れと尊敬を抱く若利様にトスを上げる日が来るなんて夢にも思わなかったーーーっ。
セッターかじってて良かったあああ。
この時ばかりは色々なポジションをしていた中1の自分を褒め称えたい。
牛「そうだな。もう少し低めがいいな」
『わかりました。次4本目いきまーす』
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川「Aちゃんすげーな。1本目からほとんど打ちやすい位置に上げてくれる。
これは負けてらんないねえ、白布クン?」
白「俺が出来てないみたいなこと言ってんじゃねーよ。
まぁさすが宮兄弟の妹、って感じか」
川「何だお前も知ってんのか。
あれだよなあ、確かコート上の堕天使だったっけか。
スパイク打ってんの見てみてーな」
白「球技大会とかあるからそのうち見れるでしょ。
練習しないなら片付けるけど?」
宮Aのことをバレー部内で全員知っていることは当の本人は気づいていない。
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*のあ*(プロフ) - @穂実さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます。 (2020年11月9日 14時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
@穂実(プロフ) - 細かくてすいません。24話で、赤葦は「道は作りますんで。」ではなく、「道は作りますので。」ではないでしょうか。細かくてすいません。面白いです! (2020年10月30日 6時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
*のあ*(プロフ) - (名前)さん» 読んでいただきありがとうございます(>_<) (2020年4月16日 21時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月16日 12時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
*のあ*(プロフ) - らいさん» はじめまして!ありがとうございます!これからも読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2020年4月11日 23時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月6日 20時