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バックゾーンに下がって助走の準備をする。
ーーーーーートンッ
赤葦さんが上げてくれたボールは綺麗な弧を描き、返ってきて、それに合わせ助走を始めた。
ーーーーーーキュキュッ
いい感じ…!!
「「「!!!」」」
ーーーーーードカッ!!
ネットに引っかかることなく誰もいない相手コートに打ちつけられたボールははねた衝撃で壁へとぶつかった。
『んん〜っきっもちぃぃぃ〜っ!』
木「…す、すげぇ!!」
小「俺、あれ拾ってみてぇ…」
秋「バネ、エグくね…?」
コートの外にいる人たちは様々な反応をしていた。
てか、もっと打ちたい!
『赤葦さん!もう1本!』
赤「いいよ」
そう言って助走の位置につくと今度は外でみていた木兎さんたちが入ってきて、打ったボールを拾ったりブロックしたりを繰り返した。
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五「あれ、梟谷の人とやってるのってAじゃないですか?」
白「は?んなわけ…」
川「あいつ、バカなの」
天「うひょーキレイに跳んでるネ〜」
大「止めるしかないな」
白「A!!」
『!!……げっ』
山「一昨日ぶっ倒れたやつが何やってんだ?あ?」
体育館横を通り過ぎようとしていた白鳥沢の人たちに見つかり、全員怒りのオーラが半端ない。
あ、これ生きて帰れないかも…。
『いや、あの、これはですね……グエッ!』
弁解する余地もなく瀬見さんに襟を掴まれ引きずられる形で食堂へと連れて行かれた。
大「で、何やってたのかな?」
『え〜と…梟谷のみなさんと、バレーボールを…』
白「んなもん見てたらわかるんだけど。
まだ体調万全じゃないのにまたぶっ倒れたいの?」
『んぐ…‼そ、それは、ちょっとなら大丈夫、かなぁと…』
天「へぇ、ちょっとやっただけでそんなに汗掻いたんだぁ」
『…気づいたらたくさん跳んでましたゴメンナサイ』
山「て言ってるけどどうする若利」
牛「身体に問題ないならいいだろう。
それに久しぶりにやってた割にはフォーム綺麗だったぞ」
『〜〜っ!若利さんんんん!』
この後若利さんに抱きついたのは言うまでもない。
瀬「この中でAのこと一番甘やかしてるのって若利だと思うの俺だけ?」
天「ん〜?多分みんなそうだと思うヨ。
1人を除いては」
白「Aそこどけーーー!」
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これ番外編にする必要あった?
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*のあ*(プロフ) - @穂実さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ご指摘ありがとうございます。 (2020年11月9日 14時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
@穂実(プロフ) - 細かくてすいません。24話で、赤葦は「道は作りますんで。」ではなく、「道は作りますので。」ではないでしょうか。細かくてすいません。面白いです! (2020年10月30日 6時) (レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
*のあ*(プロフ) - (名前)さん» 読んでいただきありがとうございます(>_<) (2020年4月16日 21時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月16日 12時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
*のあ*(プロフ) - らいさん» はじめまして!ありがとうございます!これからも読んでいただけたら嬉しいです(^^) (2020年4月11日 23時) (レス) id: 0f2090eb0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月6日 20時