【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹

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牛「天童。Aは稲荷崎の宮兄弟の妹でコート上の……『だあああああそれ以上は！！』？なぜだ？」




“宮兄弟の妹”

“コート上の堕天使”


正直言ってこのキーワードであまり目立ちたくない。
恥ずかしいしちやほやされるんは苦手なんです。


若利さんが私のことを“コート上の堕天使”として知ってくれてたんは嬉しい。

嬉しいけれども！！！


あんぽんたんな兄さんたちがいるという自覚を私はしたくない！！！
うん！！！したくないの！！とりあえず！




天「あぁ〜あの宮兄弟ネ。てことはバレーやってたんダ？？」




赤髪の先輩、天童さんは若利さんの周りをくねくね〜って動いてたと思えば急にピタッと止まって、勢い良く私の方に指をさす。


なんていうか行動パターンが読めない人、かな、この人。




『ま、まあ、やってましたよ。引退してからはあんまりですけど…。

ととととりあえず早くアップしてください！
私ドリンクとかタオル準備しますんで！』




入部してすぐに大尊敬の若利さんと話せたのはツイてる。が、初日から怒られたくないし早く仕事覚えたいので先輩二人にアップするよう促す。




天「わかったよーーん。

これからよろしくネ、Aチャン」




『よろしくお願いします、天童さん。


あ、若利さん！！さっきの話あんまりしないでください！
その、恥ずかしいので…』




若利さんの背中を押しながら手をヒラヒラ〜と振る天童さん。




牛「そうか。わかった」




若利さんって物分りのいい人？




なんて考えながら若利さんたちと別れて、ボトルの入ったカゴを持ち水道へ向かった。

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