【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹

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点を取りつ取られつの攻防を続け、
次の白鳥沢のサーブはよりによって牛島さん。

これをなんとか上げてほしい。




小「さ、こーーーい！！！」




牛島さんの強打はリベロの小見さんに放たれ、小見さんはバランスを崩しながらも上げてくれた。



さすがです。



あとは気持ちよく木兎さんが打てるクロスの道を作るのみ…！





赤「木兎さん！」




俺が高く上げたトスは木兎さんの手へと吸い込まれていく。




秋「ブロック2枚！」




そして、綺麗にクロスが決まる









はずだった。




赤「な？！」



天「ワンタッチ！」





さっきまでストレート側を閉めていたはずの5番が10番と入れ替わりブロックを跳んでいた。


木兎さんの打ったボールは床に落ちることなく繋がれていく。





赤「木兎さん！ブロック跳びますよ！」



木「おう！」





トスが上がった先は8番。1年か。



威力は牛島さんには負けるが油断できない。





ーーードカッ‼





赤「ーーーっ！」




指先に当たることなくボールは俺らのコート内に落下していき、拾いに来た後衛の木葉さんの手は間に合わずそのまま床に落ちてしまった。




秋「くっそ！すまん！」



赤「いえ、ブロックも少し甘かったです。

それにしても、さも木兎さんがクロスを打つのが分かってたかのような動きでしたねあれは」



秋「あれか？ゲスブロックってやつ」



5番は直感に優れているのは確か。


でも、コースの先にはリベロが来てた。


それにTO終了後、白鳥沢のブロックは木兎さんのストレートをきっちり堅めてきた。





赤「これは完全に向こうのマネージャーに(・・・・・・)やられましたね」

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