8 ページ8
「……何かまたガヤさん機嫌悪くない?」
いつもの定位置、3人くらい座れるソファにかなり近い距離で、寄り添うように座る2人を見つめて千賀がポツリと彼らに聞こえないほどの小さい声で呟いた
俺と身体を合わせた次の日の藤ヶ谷は機嫌が悪い
嫌ならこんな関係終わらせればいいのに…
空気が……重い…
「まぁーまたワッターが何とかするでしょっ」
「玉は呑気だね……怖くないの?」
「もう慣れた」
呆れたように言う玉に千賀はそっか…と苦笑した
機嫌の悪い藤ヶ谷を宥めるのはいつも横尾さんの役目だ
今も横尾さんに何か言っては、それを聞いて横尾さんは頷きながら時々藤ヶ谷の頭を撫でる
羨ましい
純粋にそう思う
俺は藤ヶ谷にそういう風には触れられないから
いつもその光景を見ては耐えられなくなって目を反らすんだ
382人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「藤北」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なみつ(プロフ) - ドリーさん>>うわー完全に見逃してました;;ご指摘ありがとうございます!!助かりました;; (2017年10月19日 12時) (レス) id: 4e7bf9230e (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - オリジナルフラグ外して下さい! (2017年10月19日 8時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なみつ | 作成日時:2017年10月19日 2時