【文スト】宿題が終わらないので飛び降りたらトリップした。

５が終わらない ページ6

逃げて良いですよフラグかな？
感謝するよ名も知らぬ幼女。


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「ね、ねぇエリスちゃん、ちょ、その、それは……流石に。」


「何いっているの？Aまだまだよ。
フフフ、次は〜コレ！」


現在僕はこの幼女、もといエリスちゃんと言うらしい幼女によって着せ替え人形の如く絶え間なく服を変えられている。


そして僕の腕にはまるで逃がさないとでも言うようにエリスちゃんの小さな手が巻き付いている、凄い力で。


僕の脱出計画をぶっ壊され、更にはこんな服まで着せられている自分が情けない。


そして先程服を捲ったら傷は消えていた。
あら不思議〜と現実逃避気味だが、ソロソロ頭がキャパオーバーだ。


「僕男なんだけど。」


何でこんなフリフリのロリータ服を着せられなければならなきゃいけないのだろうか。


それらしい事をさっきからエリスちゃんに言っているのだが


「フフッ、Aが可愛いのが悪いのよ。
ほら、まだまだあるんだから〜頑張ってよね。」


という感じの返答しか帰ってこない、まじめに話が通じないのだ。


「ねぇエリスちゃん、この服ってさエリスちゃんの趣味なの？」


「ちがうわよ！こんなに沢山在ったってリンタロウが勝手に買ってきてきたくないのばっかりなのよ！！」


ふと疑問に思ったことを問いかけるとやっと普通の返答が来て安堵した。


いや、安堵しちゃだめか。
まぁ、あの首領はロリコンだったのかもう手遅れだなこの組織。と思った。


「ん、これがいいわねー。
よしAいくわよ！」


は？


「え？この格好で？無理。絶対無理。」


今エリスちゃんに着せられているのは、薄紫と白チェックのスカートにフリフリのレースのついたブラウスに黒いベスト、そしてニーハイ。


念のために言っておこう







僕は男だ。







コレは絶対に覚えていてほしく思う。


「さぁ、いくわよA！」


「………」


もうほぼ一種の諦めで言葉がでないまま、驚きの腕力で腕を引かれ、元の首領の部屋に戻るしかないのかと絶望した。


渡る世間が辛過ぎる。

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