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13が終わらない ページ16

上機嫌でポートマフィアに帰って来た僕は重大な事を忘れていた。


そう、部屋に梶井が居る。と言うことだ。


僕がソレに気付いたのはドアノブに触れてから0,2秒後の事だった。


咄嗟に腕を引っ込めようとしても時すでに遅し。部屋から延びてきた腕にがっしりと捕まえられて部屋の中へと引っ張られる。


そしてその勢いのままソファーへドーン
まぁ此処で幾つか確認しておこう。


先ず一つ 僕は男だ。

  二つ 多分僕をソファーに押し倒したのは梶井コイツも男だ。(ソファードン)

  三つ 端から見ればBのLなのである



一言良いか?


ふざけんな。


「取りあえず梶井、どけ。」


………無視ですか。
え、梶井だよね。え、え?自信無くしてくるんだけど。


いや、落ち着け僕。
コレは梶井だ、ボロボロの白衣に火薬と檸檬の匂い、そして極めつけは腰を撫でるこの腕。


あ、梶井だわ。うん。


「基次郎」


ふと、上から降ってきた言葉。
僕より高身長な梶井の顔を見ようと顔を上へと向ける。


「梶井じゃなくて、基次郎って呼んで下さい」


意外に近かった声の元はこんな事を言った。


「基次郎。」


つい反射的に繰り返すと、ギュッと僕を抱いている腕に力が込められる。


オイ、割と苦しいから止めろ。ガチで。


そう言うと、すいません!と言う焦った用な声と共に腕の力弱まる。





いや、離せし。


「オイ、もう離せ書類有るんだよ。」


「このままで良いじゃぁないですか。」


お前は良いのかもしれないが、僕は駄目なんだよ!
本当にお前と一緒だと何されるかわかんねぇし。


「僕が良くないんだよ。取りあえず一旦どけ。








オイ、梶井。」


「基次郎です。」


ハァ。


「基次郎、どけ。」


梶井、紀、基次郎は満足そうに僕の上からどいた。


「次やったら、異能力使って中原にボコされる夢見せてやるよ。」


次が無いように、一応釘を刺しておく。


案の定基次郎はそれは勘弁です!っと顔を青ざめさせながら言った。


お前毎回毎回中原に何されてたんだよ。


そんな疑問が浮かんだが中原の元相棒はあの拷問野郎だ、中原が何をしたかは容易に想像できた。


「まぁ、取りあえず基次郎。
お前は部屋戻れ。僕は之から書類を仕上げなきゃいけないんだ。」


基次郎の首根っこを摘まんで部屋の外につまみ出す。


「じゃーね。」


一応声を掛けてやれば、基次郎は喜んでいた。


「…………小犬?」


小さな声は廊下に吸収されていった。

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リリィ - 32が終わらないのページで中原が中畑になっていますよ!林檎飴さんの作品は面白いのばかりです!応援しています!頑張ってね! (2019年1月28日 22時) (レス) id: 5d07d85bff (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - モエモトさん» 多分あんスタのですよねwwご愛読ありがとうございます!続編、他編共々宜しくお願いします! (2017年5月4日 19時) (レス) id: 87903ff8ef (このIDを非表示/違反報告)
モエモト(プロフ) - ブルゾンの小ネタ見てたら広告がブルゾンだったwwこの作品面白いですね!応援してます頑張ってください!! (2017年5月4日 18時) (レス) id: ab853a1d39 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴 - 続編いっくよー!!!今まで応援して下さった皆様ありがとう!! (2017年4月23日 15時) (レス) id: 87903ff8ef (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴 - がっつりなBLってかいて平気なんでしょうかね…… (2017年3月5日 22時) (レス) id: ebd1f6000e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎飴 | 作成日時:2016年8月18日 20時

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