弐拾壱話 ページ23
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私が向かったのは公園だ。
あの日、お兄さんと会った場所。ポートマフィアは私を狙うことはまずない、と思う。
森先生は、逃げたいならいつでも逃げればいいと言った。詮索は、しない。
確かにそう言ったけど確証はない。多分そう言ったじゃないかと言っても約束は守らない主義でね、とかいいそう。
そうなりゃ太宰さんの所逃げてやるよ。
べーだ。
「着いたぁ」
「わふっ」
もうそろそろ体力の限界だったけどなんとか着いた。私結構体力あるじゃん。
なんて感心する。
公園は平日でまだ早い時間だからなのか人はあまりいない。
あの日、入っていた所を覗いてみる。
良かった、死体はない。けれど、一人の男性がいた。
cvかみやひろしのかれだ。
やばいこわいひやあせだらだらでるなんでこのひとここにいるのきゃあ。
まわれみぎをしてそのばをいそいではなれようとする。
やべぇ、やべぇ!!!
「乱歩さ〜ん」
「おー、遅いぞ太宰。ん?きみだれ」
前から満面の笑みの太宰さん来てる。
後ろの乱歩さんに気付かれた。
レオくんなんでそんなに尻尾ブンブン振ってんの。
「……君は、もしかして」
太宰さんが、私に目を配る。
「お願いっ……」
小声でそう言ってレオくんの首輪に付いているボタンを押す。
条件、というよりは強制の異能力発動方法。
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作者名:拳銃 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年7月12日 23時