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弐拾話 ページ22

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お兄さん曰く、レオくんの異能力はある条件で発動するらしい。

今の場合は本能的に危ないと感じたから、かな。


異能力、蜃気楼はその名の通りそこにあるはずのないものを見せる能力だ。

ぶっちゃけ蜃気楼ってなに状態なんだけどね。お兄さんに教えてもらったけどよく覚えてないや。


てへ。


ひとつ階段を下りると小さな隠し部屋へと到着した。

うーん、レオくんの力って攻撃系じゃなくてサポート系だから上の人たちがどうなっかはわからな、


「抜け道があったぞ!!」


「はいバレたー!!レオくん、逃げよう!!!!!」


多分もういいんだろうとレオくんが思ってしまったからだろう、異能力は落ち着いていた。

…私、異能力ありそうなんだけどさぁ。


と考えながら隠し部屋から外へと繋がる道をダッシュする。

ふと疑問に思うのは私がこの状況に恐怖していないということ。

だからレオくんも安心してるっぽい。


あ、


「ポートマフィア…」


なんだっけ名前、さとつさん?違うわ、さとつさん別の人や。


なんだっけ、銀と立原?と、ダンディなおじさまの三人組が指揮してる。

見たことあるからなぁ。


まさか、レオくんのこと狙ってるとかないよね?



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作者名:拳銃 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月12日 23時

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