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序章 ページ1

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目が覚めると全く見覚えのない場所にいた。

ここはどこだーと頭を回す。するとひとつ心当たりがあった。




フワッとした浮遊感のあと体験したことのないような激痛が体に走りそこからの記憶がない。

ちなみにその前の記憶もない気がする。


あの浮遊感は多分階段を踏み外したときのやつだ。

落ちるとき顔面から逝ったか背中から逝ったかは覚えてない。



どっちもいやだぁ。



とりあえずここはどこだ。

パッと立ってみると地面との距離が近く感じた。何だろう、体が軽い。


キュッ、と手を握るとその違和感が分かった。


…縮んでる。

髪の色も白くなってる。


洋服は大人のTシャツ1枚で当然ブカブカだ。1回転すると足元から『プキュ』と間抜けな音がした。



…ん?


足を踏み出す。



『プキュ』


歩いてみる。



『プキュプキュプキュプキュプキュ』



もしかしてこれ、子供が履くピコピコサンダル的なやつ?名前覚えてない。


…ふむ、地獄だな。



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作者名:拳銃 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月12日 23時

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