お説教？ side DH ページ41
Aの誕生日から数日経った頃、お店に行けば避けられてて、話なんて聞いてもらえなくて…
それでも無理矢理聞いてもらえば良かったんだけど…
出来なくて…
ヒョクにも、ヒチョルヒョンにも、キュヒョナにも散々言われた。
あの3人に囲まれて、お説教をされ、元気なんてこれっぽっちも無くなっていた。
そんな時、Aからメッセージが来た。
A“来週、話があるから会える？”
突然のメールに、いい話なのか悪い話なのか見当もつかなくて、ただただドキドキした。
来週、ヒマワリの定休日に会う約束をした。
そして当日。
DH「…なんか久しぶり？だね、ハハっ」
A「私の誕生日振りだよね？」
DH「そ、そうだね…」
A「今日も暑かったね、アイスコーヒーでいい？」
DH「あっ、うん。ありがと。晩御飯はテイクアウトしてきたから、これ食べよ？」
A「本当？ありがとう。じゃあすぐコーヒー淹れるね」
買ってきた晩御飯をテーブルに並べて、ドキドキしながらAを待った。
A「はい、どーぞ。あっ、チキンだ、美味しそ〜」
DH「Aチキン好きでしょ？だから買ってきたよ」
A「ありがとう。」
DH「……」
変な沈黙が流れた。
A「あのさ、………ガユンって子」
DH「ぇえ⁉あっ、……え？なんで⁉」
A「その反応、すごく怪しいよ」
DH「そんなんじゃないよ！怪しくないから；」
Aがどうしてガユンを知っているのか。何をどこまで？疑問だらけの頭は軽くパニック状態。
A「私はね、どんな事でもドンヘの口から聞きたかったよ？」
DH「……えっ？」
A「無視をしていた事は本当にごめんなさい。前の時も、最近も。でも、それでもドンヘから聞きたかったって思う。」
DH「……ご、ごめん。何か聞いたの？」
A「昨日ガユンちゃんがここに来て、今までの事、誕生日の事、全部教えてくれた。」
DH「……そうだったんだ…」
A「やましい事なんて何にもなかったんでしょ？なのに何で隠したの？何で言ってくれなかったの？」
DH「それは…言ったところで傷付けたのは変わらないから…それなら0から信頼を取り戻そうって思ったんだ」
A「そのドンヘの気持ちは分かるよ？でもね、ちゃんと言わなきゃ分からない事、伝わらない事あるよね？」
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作者名：shino | 作成日時：2017年2月14日 11時
