突然の訪問者 side you ページ39
A「！！！！」
GY「でも、何もなかったんです。クリスマスの日に私が彼氏に振られて…それで1人でお酒飲んで結構酔っ払ってしまって…私が勝手にオッパの部屋に押しかけちゃったんです。それで介抱してもらってて…体調が良くなったのでそのまま帰ったんです。その時Aさんが来た時だったんです。」
A「そうだったの…」
GY「だからドンヘオッパは悪くないんです。私がドンヘオッパに甘えたから悪いんです。原因は私なんです」
A「でも、ドンヘはそんな事一言も言ってなかった」
GY「オッパは理由を言っても事実は変わらないから言い訳にしかならない。だから、これから信頼を取り戻していくからこのとは言うなってずっと言ってたんです。でも、今回の事が重なって、私居ても立っても居られなくって…」
A「今回の事？」
GY「Aさんの誕生日の事です。私の母が倒れて、気が動転してオッパに電話をしてしまったんです。また私のせいでAさんの幸せを台無しにしてしまって…本当にごめんなさい。前も今回も、ドンヘオッパは私を助けてくれただけで、何も悪くないんです！だから…許してあげてください…」
話を聞いたらドンヘらしいなって思った。
この子とは、悔しいけどすごく信頼関係があるんだって事も分かった。
A「話してくれてありがとう。でも、ドンヘ言ってくれれば良かったのに…そしたらこんな事になってなかったのにね…」
GY「Aさん、本当にごめんなさい。ドンヘオッパは母とやってる食堂のお客さんで、そこで仲良くなって、私の相談を色々と聞いてもらってるうちに、本当のお兄ちゃんみたいになって…」
A「そうだったんだね。今の話を聞いてたら、すごく仲良しなの分かったよ」
GY「違うんです！その、あの、別に仲良くなんかないです！」
A「ぇえ？仲良しだよ？異性としてじゃなくてね？」
GY「あぁ；そうです、兄妹みたいに仲良しなだけです、すいません」
A「なんか、私1人で意地張っちゃって、バカみたいだよね？ハハっ」
話を聞いて、モヤモヤしたものがクリアになった。
ドンヘ本人ではなく、この子から聞く事になってしまったのは…
不本意ではある。
でも、この子から伝わる熱意？
悪い子じゃないのは分かったから…
良しとしよう。
GY「オッパに聞いてた通り、Aさんはやっぱり素敵なひとです。」
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作者名：shino | 作成日時：2017年2月14日 11時
