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繰り返す痛み side you ページ33

パッと抱きしめられていた腕が離れ、一気に1人ぼっちに戻った感覚に襲われた。



IL「コーヒー淹れてくるね?」



そう言うと、立ち上がりキッチンに向かっていった。




イル君ってコーヒー淹れられたっけ?

とか


イル君はなんで戻ってきたんだろ?

とか


そんな事を頭で考えれる程冷静になっていた。









私はもうドンヘとは戻れないんだろうか…


でも、理由も言わずガユンって人の電話に出て、その人のところに行った。



それが答えだと思っていいんだよね?



私は振られたんだよね。



私がいつまでも意地はって、素直にならないから呆れちゃったかな…



だったとしたら、私はバカだね。







イル君がキッチンから戻り、ドンヘに出したコーヒーカップを片付け、淹れてきたコーヒーをカウンターに置いてくれた。




A「いつの間にコーヒー淹れれる様になったの?」


IL「いつもヌナの見てたからね」



A「じゃぁ今度からはコーヒー頼もうかな!」



IL「やった〜!スキルアップ〜!」




あんな事の後なのに、自然と笑顔だった。



不思議だね。









その時、また入り口が開いた。




EH「A?………なんでイルが
……?」




A「オッパ…」




止まっていた涙がまた溢れ出した。



IL「ドンヘヒョンは何してるんすか⁉好きな人をこんなに泣かせて傷付けて、今どこで何してるんすか⁉」



イル君が急にヒョクオッパの元へ今にも殴りそうな勢いで迫っていた。



EH「それはドンヘがまた説明に来るから」



A「いい、来なくていい!もういいよ…私、もう2度とこんな思いしたくないって言ったの。もうこんなに心が痛いのは嫌なの…」



IL「ヌナ…」


EH「A…」




A「まただよ?女の人から電話きて、その人のところに行ったの。それが答えでしょ?」



EH「違うよ!それは違う!」



A「違わない!私よりもその人を選んだ。それが答えだとしか思えないよ…」




IL「ドンヘヒョンは間違ってます。大切な人をこんなに傷付けていいわけないんすよ。どんな理由があるにしても…」



EH「……そうだな。でもA、前みたいに荒れるなよ?あれはあれで心配なんだよ」




A「うん…あんな荒れ方はしない…と思う…」



EH「今日は1人で寝れる?」


A「うん…大丈夫…」




いつの間にこんなに時間が経ってたんだろ。
私の誕生日は終わって、日付けは変わっていた。

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作者名:shino | 作成日時:2017年2月14日 11時

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