Rain-3 (ページ3)

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消えた君 side DH ページ3

スケジュール調整？マネヒョンと？
何か引っかかる気がする。

でもAが嘘をつくなんてあり得ない。つく理由もないもん。
少し疑問に思ったけど、特に追求せずそのままAにおやすみを言って寝室を出た。

この時、何が何でも本当の事を聞き出していたら、何か変わっていたかな？
やっぱりAと何かある時は、雨が降る。

EH「A本当に寝ちゃったの？そんなに疲れてたのかな？大丈夫か？」

DH「う～ん…た、ぶん。」

EH「なんだよ、その微妙な返事」

DH「何となくだけど、いつもと違うような感じがして…」

KH「ヒョンも流石に気付いてたんですね」

SW「ドンヘもキュヒョナもAの変化には敏感だな～」

EH「何もなければいいけどな…」

KH「恐らく、”何か”はあるんですよ。何かは分からないけど…」

DH「ゆっくり聞いてみるよ。」

次の日、起きるとAはもう出勤した後だった。
リビングに行くといつもより片付いた部屋に、また朝から掃除してたんだな～なんて呑気な事を考えていた。

仕事をこなし家に帰ればAがいて、いつも通りのAに少し安心した。
ご飯を食べていると、

A「もし、他に好きな人ができたって言ったらどーする？」

DH「え⁉無理矢理！何言ってるの⁉……好きな人できたの？」

A「まさか！どんな反応するかなって思ってさ！」

DH「……怪しい。」

A「さて、片付けするから運んでくれる？」

片付けをし終えると、早く寝ようと言ってそそくさと寝室へ向かった。

次の日はAはオフだった。朝からAがいるリビングで寝ぼけながら朝食を食べた。

こんな毎日が続くと思ってた。
こんな些細な事が幸せだと感じることができる相手だった。

だけど、その日深夜に帰宅するとAの姿はどこにもなく、Aの物も部屋から無くなっていた。

家中何回も探した。電話もした。でも繋がらなかった。

何がなんだかさっぱり分からない…

リビングの机にAからの置き手紙を見つけた。

”ドンヘへ

突然いなくなってごめんなさい。
何も言わずいなくなった事を許してください。

でも、何か言えばドンヘは引き止めるでしょ？

ドンヘとは終わりにしようと思ったの。ドンヘへの気持ちはもう無くなったの。こんなに自分勝手な私でごめんなさい。
さようなら。”

それを読んだ僕は、その後どうしたかなんて覚えてない。