私の気持ち？ side YOU ページ38
タクシーの中で、ドンヘさんの気持ちを聞いた。
あの雨の日からの想いを。
まさかあの日からドンヘさんが私の事を想ってくれてきたなんて…
ドンヘさんの言葉に、私は溢れる涙が止められなかった。まるで私の気持ちが溢れるように、涙は止まらない。
優しく話すドンヘさんは、世界で一番かっこいいよ。
私の気持ちは、、、
私の気持ち？
ドンヘさんが好き。
でも、私と付き合うことがドンヘさんにとってリスクになる。
アイドルであるドンヘさんに彼女がいるなんてバレたら…
きっと、ドンヘさんに迷惑がかかる…そしてメンバーのみんなにも…
その事が私の気持ちにストップをかけている。
でも、
D「ぎゅってしてもいい？」
ドンヘさんの言葉に、このストレートの言葉に頷いてしまった。
心が一気に暖かくなる感覚。幸福感に包まれて怖いくらい。
私は、この恋の先に進んでもいいのかな？
分からない。
自分の気持ちに嘘をつくべき？
分からない。
タクシーがホテルに着いた。
D「着いちゃったね…」
A「着いちゃったね…ありがとう！送ってくれて」
D「部屋…行っちゃだめ？だよね？」
A「だめ。明日も仕事でしょ？」
D「そうなんだけど…」
A「なら、今日はもう帰って休んで？これからもっと忙しくなるでしょ？」
D「Aかわいくない…」
唇を尖られて拗ねちゃったドンヘさん。
A「ふ〜ん、可愛くないよ？私。」
D「……分かった！帰るよ！だから、笑って？」
A「ふふっ、単純〜w」
D「///じゃぁ、また明後日だね」
A「そだね！明日も頑張ってね！今日はありがとう。」
D「うん、バイバイ」
そう言うと、タクシーは走り出した。
ホテルに戻り、シャワーを浴びてドサっとベッドに横になる。
ドンヘさんにもらったブレスレットを眺めながら、これからドンヘさんとどうするべきか、ぼーっと考えてみた。
どうするんだろう…私…
どうすればいい？私…
考えながら意識を手放した。
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作者名：shino | 作成日時：2016年11月22日 17時
