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お揃いの side YOU ページ25

ドンヘさんに抱きしめられてから、心臓がおかしいくらいに激しく動いていた。
そこにヒョクチェさんが通りかかり、声を掛けてきた。

E「お〜ドンヘ渡せたんだなー。良かったな!」

D「うん!A、全然捕まらなかったから今日渡せないかと思った〜」

いつものようにドンヘさんはヒョクチェさんの肩にもたれかかった。

E「A、似合ってんじゃん!俺らお揃い〜w」

そう言って手を前に出してきた。ドンヘさんもそれに続いて手を前に出し、嬉しそうに笑っていた。

A「ふふっ、本当に仲良しですね〜」

D「ほら!Aも、手!前に出して!」

A「え…嫌ですよ!恥ずかしい」

D「えーーーー」

ドンヘさんはブーブーと拗ねて独り言を言っていた。



D「ところでA〜?なんでいつも変な敬語なの?」

A「変な⁉使い方いつも違ってた⁉」

間違っていたのだと思い、恥ずかしくなった。

E「うん、俺も気になってたー」

A「え…;;」

D「だって、敬語使ったかと思えばタメ語だったり。今だって使ってなかったでしょ?」

A「うーん、確かに…」

D「だから敬語はやめ!」

A「え、でも一応仕事なんだし〜…」

E「最初から、敬語とタメ語半々だったんだから、できるでしょw」

ヒョクチェさんはいつも的確に突っ込んでくる。

A「分かった!じゃぁ明日からは敬語なしにする!…します。」

D「よし、分かればよろしい」

ドンヘさんはニコニコの笑顔で、私の頭をポンポンしてきた。

その瞬間心臓がドキドキと更に激しく動いた。


ドンヘさんは無意識なんだろうけど、そんな事されたら変に意識しちゃう…

A「あっっ!まきさんにコーヒー買ったの忘れてた〜ぬるくなっちゃったかな〜;」

このドキドキが2人に気づかれないようにと、急いでエレベーターのボタンを押した。


E「まきさんに怒られるぞー」

D「怒られたら僕が言い訳してあげるから安心して!」

A「言い訳ってwありがと、ドンヘさん」

エレベーターが止まった。

A「ドンヘさん、これありがとうございました。ヒョクチェさんもカムバックがんばって下さい!」

深々と礼をして、エレベーターに乗り込みドキドキが収まるように深呼吸をした。進んではいけない気持ちにストップをかけるように。

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作者名:shino | 作成日時:2016年11月22日 17時

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