Rain-1 (ページ26)

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モヤモヤ side D ページ26

Aが行ってしまったので、ヒョクと練習室に戻った。

メンバー各々練習していた。今回のMVは歌だけのものと、ドラマのようなストーリー性のあるものの、二本を撮るらしい。
ドゥギヒョン除隊後のカムバック、久々のカムバだけあって成長した僕たちを見せたいし、最高のものにして成長した姿をみんなに見せたい。

練習は深夜まで続いた。

練習が終わり、くたくたになって宿舎に帰りシャワーを浴び、ベッドに横になった。
ベッドサイドに置いたお揃いのブレスレットを手に取った。

あの時A、めちゃくちゃかわいい顔で笑ってたな～つい抱きしめちゃったけど、嫌じゃなかったかな？

今更不安になってきた。でもその後も普通だったし嫌じゃないってことだよね？

Aの笑顔を思い出し、心がふわっと暖かくなった。
そして、知らないうちに眠りについていた。

スマホのアラームが鳴り、また練習漬けの1日が始まった。ベッドから降りて、適当に動きやすい服に着替えてブレスレットを付け、ヒョクの部屋に行く。

D「ヒョク～おはよ～」

E「あぁ、おはよ」

ヒョクの支度が終わるのを待ち、一緒に部屋を出た。適当に朝食を済ませ、マネヒョンの車へと行った。

事務所に着きそのまま練習室に向かった。

練習室でヒョンたちと話をしていると、キュヒョナが笑いながら練習室に入ってきた。その後ろにAもいた。

僕はびっくりして、なんでキュヒョナとAが？という疑問に、一気に気持ちがモヤモヤした。

D「なんで？」

KY「あ、ヒョンおはようございます」

A「あ、ドンヘさんおはよ～」

D「なんでキュヒョナとAが一緒にいるの？」

KY「ん？別にいいじゃないですか～」

A「またキュヒョンさんがマッサージしろって頼みに、私たちのところまで来て」

D「キュヒョナーーAがマッサージしていいのは僕だけって言ったでしょー！」

KY「だからなんでドンヘヒョンの独り占めなんですかw」

D「ダメなの」

A「分かったから～；キュヒョンさんの次ドンヘさんのマッサージするから、ほら！座って？」

しょうがなくキュヒョナがマッサージされるのを見ていた。マッサージする度にチラチラと見えるブレスレット。
それだけで、モヤモヤが収まった気がした。
僕って単純だな…
自分でそう思った。

僕もマッサージをしてもらい、Aは行ってしまった。

そして、その日も深夜まで練習は続いた。