12話 爽やかくんは好きです、推しです ページ13
来たる合宿当日。朝泣く泣く送り出されたが臣に簡単に食べられるようにと待たされたおにぎりをバスの中で食べた。
テストはギリギリ赤点回避したらしいリエーフと虎。それで全員にデコチュー、研磨にはその上頭なでなでしてぎゅっとした。
そして今は烏野を音駒が迎えに行っている。
「オオッあれはっ、あれはもしやっスカイツリー!?」
田舎の人には鉄塔がスカイツリーに見えるという大発見をして黒尾の奇妙な笑い声を聞いていた。
「……ていうかオイ、なんか人足んなくねーか?」
烏野の主将が呆れたように補習でいないのだと告げていた。
「ていうか、そっちは人増えたな」
「まぁね、うちにはアイドルが?増えましたから?
そっちのマネにも負けねぇから」
なんてひっそりとした会話があったなんてつゆ知らず。
烏野高校の人たちに向かって挨拶をした。
「初めまして烏野高校さん、音駒高校バレー部マネージャーを務めています。茅ヶ崎遥です
更衣室に案内させていただきます」
「…!!あの、よろしければ…」
目の前で膝をついて手を差し出される。
ぜひお茶でもと坊主の子と髪型をワックスで固めている子に言われてどこかで見覚えのある爽やかくんが二人の頭を叩いていた。
ーーーー
「うぉおお!!?
じょっ……じょっ…女子が二人になっとる……!!」
「見たか虎よ……これが烏野の本気なのです」
「いや、まて、こっちには!!アイドルがいらっしゃる!!遥さんが!!」
はははと笑いながら両手を広げる虎に対して拳で頭をコツンと叩いた。
「う、うぉおお!!?眩しい!!美しい!!神々しい!!」
二人とも膝から崩れ落ちたからジャリジャリして気持ちいい頭を撫でといた。
なんか御利益が得られそう。
「えっと、あの」
声をかけられた方に振り返るをとクソ美人と可愛い子がいた。
「清水潔子、烏野高校バレー部マネージャーです」
「え、えと、一年のや、谷地仁花です!!よろしくお願いシャス!!」
おどおどしている仁花ちゃんをみて可愛いなと言ってから私は、はにかむように自己紹介をして笑うと仁花ちゃんは顔を真っ赤にした。
うん、可愛い。
「よろしくね。遥ちゃん」
微笑んだ潔子ちゃんに烏野レベル高くね?黒尾に聞いていた以上にレベル高くね?と顔には出さず考えていた。
13話 応援の一言は大事よ→←11話 お姫様と王子様は結局ハピエンになる
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作者名:終夜 | 作成日時:2017年7月18日 14時