chapter , ninety-seven ページ1
翔太に抱っこされながら背中をポンポンとされる。
あーこれは眠たくなるわぁ。うん、ちょっとだけウトウトしてきた。
ピンポーン
「あれっ、誰か来た?宅配便…?」
そう言いながらパタパタとインターフォンの方に行く真冬さんがお母さんに見えた。
病弱の儚いお母さんに。
……や、だってロングカーディガン羽織ってるし髪の毛白いし。
「……Aちゃん、お友達来たよ?」
「へ…?」
友達?友達ってなんだ。友達は友達だ(哲学)。私もインターフォンの方に行って画面を覗いてみるとカエデとカルマと渚くんがいた。
ふぁ!?
「入れていい?」
「ま、真冬さんが良ければっ」
待って待って、髪の毛ボサボサだし結構普通の服だし……って寝起きの顔見られてんだから別にいっか。
アワアワしてたけど急に大人しくなったからなのか皆が私の頭をポンっとしてくれた。
きゅん。
「ただいまー。Aー友達来てんぞー」
「おかえ、いや、彼方さんの家じゃないです」
「ただいま」
「ぎゃーっ、おかえりなさいー!!!」
ちゃんとおかえりなさいって言わなかったから顔をバンっと挟まれた。
私の麗しい顔に何てことをするんだっ!!
てか一緒に来たわけ?そう思いながら玄関の方へ行く。
「ごめん、お待たせ」
「Aー!大丈夫ー?!」
一目散にカエデが抱き付いてきた。
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拳銃(プロフ) - 天然水さん» 早速のコメントありがとうございます!!えっ、好きだなんてそんな……((嬉しいです、更新頑張りますね!! (2019年4月5日 14時) (レス) id: 84de347a19 (このIDを非表示/違反報告)
天然水(プロフ) - 続編おめでとうございます!この小説すごく好きなので、更新頑張ってください(*^ ^*) (2019年4月5日 12時) (レス) id: 1a2852e490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏時雨 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月5日 10時