忘れてたまるか7 ページ10
朝になり、身支度を整えてから私は稽古をした。
私は人より何倍も劣っている。休んでいる場合じゃない。
体力、身体能力、いくら稽古しても足りないくらいだ。
私はひたすら刀を振った。
気付くと夕方になっていたので夕飯の買い物等を買いに出かける事にした。
任務でもないので隊服ではなく普通の着物を着た。
町にでると、賑やかな声がそこら中から聞こえた。
「今は野菜がお買い得だよー！！」
「おにいーちゃん！一緒に遊ぼっ！！」
商人さんの声や、女性の声、兄弟の声。ここは、比較的鬼が出る事が無い為、平和だ。
その光景をつい、微笑ましく思ってしまう。
そして、私は買う物を買って帰ろうと道に目を戻した時、“アイツ”と目があった。
‥‥‥‥‥葛葉。
葛葉の横にいる甘露寺さんや胡蝶さんが葛葉を守るように前に立つ。
「Aさん！お久しぶりです！！
あの、Aさんにこの間送った物、気に入って頂けましたか！！？」
『贈り物？あー、あの生ゴミやら針やら入ったあれか。あれなら、もう捨てたわ。』
「葛葉さんがそんな物贈る筈ありませんよ。
いつもいつも、そうやって、いい加減な嘘をつくのやめてもられませんか？」
葛葉の信用たっか。皆、騙させやす過ぎでしょ。
「しのぶちゃん‥‥いいんですよ、ゴミなんて贈ってないですけど、贈り物をした私が悪かったので‥私、Aさんに嫌われてしまいましたね‥」
いや、とっくの前に嫌っているわ。
「(葛葉ちゃん、優しいわ‥‥！やっぱり、Aちゃんには全然キュンっとしないわ！！)」
「Aさん、葛葉さんに謝って下さい」
謝る事ないから謝れねーわ。
私はもう何を言っても無駄だと思い、無視して家に帰ろうとした。
後ろから声がする。
「どうして葛葉さんに酷い事ばかりするんですか！！」
「葛葉ちゃんに謝まって！！」
うるさっ。ここ町中だぞ？
「しのぶちゃん！蜜璃ちゃん！私、Aさんと仲直りしたいから、先に帰っててもらってもいい？」
「危ないですよ！」
「そうよ！また、Aちゃんに刺されちゃうわ！」
「ありがとう‥‥こんなに心配されて葛葉、幸せ者だね。でも大丈夫！私、Aさんと仲良くしたいから！！」
そう言うと、渋々私を睨みながら去っていく胡蝶さんと甘露寺さん。
『で？もー、帰っていい？』
「もう！駄目ですよ！Aさん！！
‥‥‥‥なーんてね。」
忘れてたまるか8→←イラストありがとうございました！！＆感謝の小話
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んご - ああああさん» 名前が偶然似てしまった、もしくはリスペクトしたのでは...?同じだから消せって責める方が民度下げてますよ(小声) 作者様はもし名前を似せて作ったのならそう書いた方がいいと思います。 (2021年3月6日 23時) (
レス) id: a7b639c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - にじさんじのパクリですか？葛葉さんへの風評被害になるので消してください。 (2021年1月2日 2時) (レス) id: 3ae8bb5564 (このIDを非表示/違反報告)
龍 - めちゃくちゃ面白いです！ 続き期待してます (2020年5月11日 3時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
空の上の屋敷 - 代々木さん» それな！めっちゃ面白い話です！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 6b44c172e7 (このIDを非表示/違反報告)
代々木 - こうゆう話大好きです！！！！！！！！！！！！！！！！！めっちゃ好きです！続きが早く見たいです。とても面白かったです！ (2020年3月22日 12時) (レス) id: 281a4a5276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊・よる | 作成日時：2019年12月14日 20時
