ユンギさんは甘えたい 【YG】

甘えたい 6． ページ7

YGside



『この前は大丈夫でしたか？』

yg｢…へ、あ、ああ、大丈夫でした、お陰様で｣




俺の前に立つ彼の顔から目が離せなかった。




あ、これ、一目惚れってやつだ。




頭の中で冷静にそんなことを考えた。

思考回路が一瞬切れて、好きだ、と言う

感情だけが頭の中を巡った。




『こちらどうぞ』




言われるがままに奥の方の匿ったカウンターに

座る。




『あ、俺店長のAです。この間はここを使ってくれてありがとうございました！』

yg｢てっ、店長…、｣




どう見てもまだ若いのに、店長。

すごい。




『芸能界の方ってあんまり前にいたら悪いかなってこの席にしましたけど、大丈夫ですか？』

yg｢あ、ああ、お気遣いありがとうございます…｣




理性はあるのに、体や脳がビリビリしている

感覚が続いている。

でも店長のAさんからは目を離せなかった。




『ご注文何にしますか？』

yg｢あ、この、カクテルで｣




俺は意識を変えるようにメニュー表を見て

いつものカクテルを頼んだ。

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