ユンギさんは甘えたい 【YG】

甘えたい 40. ページ41

YGside




『今日はありがとうね』

yg｢はい…、｣




わざわざ家まで送ってくれた。

夜は夜で、周りのライトに照らされる

Aヒョンの横顔も最高だった。



はあ、どうしよう。

体が動こうとしない。

こんなことしてたら帰りたくないのバレる。



頭の中でバレたらダメだ、と

バレてもいいや、なんて葛藤が繰り広げられる｡





『…ユンギくん？』

yg｢あっ、すみませ、今出ま＿＿｣





ドアの取っ手に手をかけると

反対の腕をAヒョンに引っ張られる。





yg｢A、ヒョン、？｣

『あ、いや…、ごめん、なんでもない、おやすみ』

yg｢お、おやすみ、なさい…、｣






一瞬だけ俺の腕を掴む力がグッと強くなった

気がするけど、その手はすぐに離された。








Aヒョンがあんなに困ったような顔するの

初めて見たかも。


遠ざかっていく車を見送りながら

ぼーっと思い出す。




急に一人になった虚しさが襲ってきた。


いや、いつも家に帰れば一人なのに。

さっきまで一緒にいたのに、

名前を呼んで欲しいなんて、何それ。





yg｢はは、相当惚れてんなぁ｣

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