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「ぬぬぬぬぬ・・・ぬいぐるみが喋った?
え、なにこれ・・・呪われてるの???」

怯える私をよそにぬいぐるみはパンパンと汚れを
払いながら立ち上がった

ポ「いったたた・・・多少覚悟してたけど
まさか叩き付けられるとは・・・」
「ヒィッ!?」
ポ「そんなに怯えなくても・・・
僕は妖精で呪われてなんかない
何なら、魔法少女のマスコットだよ!」
「・・・・・・・・・は?」

ぬいぐるみの言葉に恐怖がすっ飛び
私は思わず低めのトーンで聞き返してしまった

ポ「姫野A・・・実は
君に頼みたいことがあって僕は来たんだ」
「え、ナチュラルに名前知ってるとか怖・・・」
ポ「魔法少女を頼む子について調べるのは当たり前でしょ!」
「頼む?え、私に?」

戸惑ってる私はぬいぐるみの言葉が理解できずに
固まってるが、そんなことはお構いなしで
ぬいぐるみは、そうさ!と言葉を続けた

ポ「君について僕は調べていたのさAA!
成績優秀でスポーツ万能!クラスの皆の人気者!
そんな君に世界を守る魔法少女になってほしいんだ!」
「私が魔法少女・・・?」
ポ「ああ!君なら出来ると思ってね!」
「断るわ」
ポ「そうかい!引き受けて・・・え?」
「だから断ると言ってるの」

即答で断った私にぬいぐるみはワナワナと震え
どうしてだい!?と浮かびながら詰め寄ってきた

「どうしてって・・・私の特にならないじゃない」
ポ「で、でも・・・女の子なか1度は憧れる
魔法少女だよ???」
「じゃあ、魔法少女になってなんか良いことあるの?
人から称賛浴びれる?」
ポ「う・・・それは・・・
魔法少女は秘密の存在だから公には」

ごにょごにょと言葉を詰まらせるぬいぐるみに
私はため息をつき帰るために横を通り過ぎて
バス停までの道のりを歩き始めた

ポ「ちょ!ちょちょちょ!!
どうしてそんなに嫌なんだい!?」
「私は人から称賛されることに生きがいを感じているの」
ポ「え???」
「だから、称賛されない・・・つまり、
私の特にならない魔法少女になんて
絶対にお断りよ!!」
ポ「えええええええ!!??
き、君普段の学園生活とキャラ違くない!?」
「なに言ってるの?称賛浴びるために
ちゃんと学園生活を送っているじゃない」
ポ「成績優秀なのも?」
「称賛を得るため」
ポ「スポーツ万能も?」
「勿論、称賛を得るため」

その私の言葉に嘘だろ・・・っと
ぬいぐるみはガクッと肩を落とした
私のこと調べるならそこまで調べなさいよ!!

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作者名:黒狼 | 作成日時:2021年1月28日 6時

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