推しが尊すぎて生きるのが辛い ページ27
銀時side
Aちゃんは沖田くんが何とかするってんで俺は神楽達と俺はアイツを探した
さっさと蹴りつけねぇとな
不意に神楽が立ち止まった いきなりなんだよ
「神楽ちゃん?どうしたの?」
パっつぁんが聞いてるけど神楽は返事をしない
ホントにどうしたんだ?
「...ヤバいアル この船、ヤバい臭いがプンプンするネ」
ヤバい臭い?そんなんしねェけど?でもなんかこいつ足震えてるし
「...嫌なら強制しねえよ 沖田くんとこ言ってAちゃん説得してこい」
敵の船なんかに安全な場所がある訳ねェ
だったら味方んとこに置いといた方がマシだろ
ましてやその敵が鬼兵隊だしな...
「おいパっつぁん 神楽連れてってやれ」
「でも銀さんは...」
「相手は高杉だ 俺は絶対負けねぇよ」
心配そうな顔をしながらもパっつぁんと神楽は今来た道を戻って行った
さてと、アイツはどこにいやがんだ?
「やっと邪魔者が消えたよ」
突如頭上から聞こえてきた声 おいおいマジかよ なんであいつまで
天井を突き破ってアホ毛を揺らしながら降りてきたソイツ
「シンスケに会いに来てたんだ そしたらまさか
お侍さんも来るなんてね」
殺気を漂わせながら舌なめずりをする神威
こいつに構ってる時間はねぇんだよな
「おいアホ毛 あとで殺りあってやっから高杉のとこに案内しろ」
残念そうな顔をした いやその表情お前がする?
こっちだって色々あんだよ
「お巡りさんも戦ってたしこれじゃ楽しくないじゃないか」
不貞腐れて口を尖らせながらダラダラ文句言ってるこいつを何とか言いくるめて
高杉のとこまで案内してもらった やだ〜戦いたくない〜めんどくさい〜
相変わらず派手な着流しを着て眼帯つけてるやつを睨む
そしたら何がおもしれぇのか突然喉を鳴らして笑いだした
「その様子じゃァまだ何にも知らねェみてェだな」
何にも?なんか知ることがあんのかよ
「アイツの身の上話だ」
アイツってAちゃんの事だよな
身の上話て沖田くん言ってたじゃねぇかよ
「攘夷戦争の時に鬼兵隊を裏切った奴ら 忘れたとは言わせねぇ」
裏切った奴らって... ぶっちゃけ裏切りといえばそいつって感じなんだけど
「アイツは...その娘だ」
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作者名:神音 | 作成日時:2018年8月9日 23時