検索窓
今日:11 hit、昨日:17 hit、合計:183,753 hit

背中 ページ10

「A!今日泊まってかない?」



『……』



「何その目!明日土曜なんだしいーじゃん!」




『まあそれもそうだが…』




「じゃあお風呂入ってきなよ!俺っち皿洗ってるから!」



『でも着替えが…』



「それなら俺っちの貸すし!」


『いいのか?今朝借りた服もまだ返してないのに』


「全然オッケー!問題なし!」



『じゃあお言葉に甘えて』


「どーぞ!」


_____


頭を洗っているとふと頭に浮かんだのが


『…もしかして…誘われてるのか?』



昨日の今日で泊まりに誘うということは、
そういうコトも誘われているのだろうか


『ダメだ、あいつが考えてることが分からねえ』



もし誘われているのだとしたらやばくないか?
だって観音坂もいるわけだし…


「A」



いや、よく考えたら昨日観音坂は家に居たのか?
もし観音坂が居た家の中で俺らはヤったとすると

かなり際どいプレイなんじゃないか(やめろ)



「A…」



『ん?…え!?』


名前を呼ばれたので後ろを振り向くと、
腰にタオルを巻いた観音坂が立っていた


いつの間に入ってきたんだろう


「さっきからずっと呼んでたぞ」


『え、マジで、すまん気づかなかった』


「だろうな…」



『はは、悪かったって』




「…背中、流そうか?」



『え、いいのか?』


「ああ、むしろ流したい」


『お、おう、じゃあ頼むよ』



観音坂の程よい力加減、めちゃくちゃ気持ちいい



『……ん?』


観音坂の手が俺の胸元にきていた



『ちょ、ちょっと待て、観音坂!前は自分でやるから!』


「遠慮するな」


『遠慮とかじゃなくて!』


観音坂の手がどんどん下に下がっていくのを止める



『背中、流してくれてありがとな、次は俺がやるよ』


「えっ!?いや、俺はいいよ…」


顔を赤くし俺の誘いを断る観音坂

…なんか…可愛いな…
すげぇイタズラしたくなる



『まーまー、大人しく俺に洗わせろって!』



素早く観音坂の背中に回り込みタオルにボディソープを垂らし、泡立てる






さっきの仕返しだ


イタズラ心に火がついた俺はニヤリと笑った

事故→←抜け駆け



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
325人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月夜 - ヒプマイの新曲聞いた? 神曲!! (2019年9月10日 16時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大丈夫だよー!! 更新頑張って^^ (2019年8月29日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
あやばな(プロフ) - 月夜さん» おかえり!!全然更新してなくてさーせん、、((((( (2019年8月28日 0時) (レス) id: 3d53cc1cd6 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 帰ってきたー!! また話そうね^^ (2019年8月22日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
あやばな(プロフ) - 月夜さん» 了解!!! (2019年8月18日 21時) (レス) id: 3d53cc1cd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あやばな | 作成日時:2019年7月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。