【ヒプマイ】やってしまった【男主】

ストーカー ページ27

再び晩御飯をご馳走になり、帰路につく






俺は今、少し早足で帰ろうとしているのだが、




スタスタスタ



スタスタスタ





全く同じスピードで付いてくる足音が聞こえる





俺が止まるとその足音も止まる






『気持ち悪いな…』





後ろを振り返ると、一二三さんが言っていた特徴に当てはまる女の子が立っていた




俺と目が合うと、その女の子はニタリと笑った




その笑みに恐怖を感じ、再び俺は歩き出す






怖すぎだろ、本当に気味が悪い





早く家に帰ろうと、路地裏に逃げる



俺は瞬時に選択肢を間違えたことを認める





「あァ？…何見てんだ兄ちゃん」




ひいい怖ぇえ




『あ、すみません、道間違えましたそれでは』



「ちょい待てや」




くるっと来た方向に身体を向けると不良らしき人に肩を掴まれる




『な、なんスか…』




「俺らさぁ、ちょっと金が無いんだわ」



『そうなんですね、タウ〇ワークで探してみて下さい頑張ってくださいそれでは』



「ちょい待てや」



再び肩を掴まれる



「兄ちゃん、俺らを舐めてんのか？」



「金が無いなら、俺らの相手してくれよ」



「こいつ綺麗な顔してんじゃん」



『は？！ちょっ…』




後ろから腕を捕まれ、身動きが取れなくなる



「へへっ大人しくしてろよ、すぐに良くしてやるから、なっ」



『ぐっ…！？』



腹に強烈な痛みが走る


なんで俺こんな若い子に殴られるの？





「おいお前ら、何やってんだ」




「はァ…？何だテメェ…って」



「なんでお前がここに…！」



「おい！逃げるぞ！！」



な、なんだったんだあの子達は…




お礼を言おうとその声の方を見ると





背の高いオッドアイの男の子が立っていた

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