【ヒプマイ】やってしまった【男主】

記憶 ページ3

ちょっと待てちょっと待て





昨日？

気持ち良かった？？


まさか俺は伊弉冉と…？





いやいやいやいやいや、




認めたくない…でも



伊弉冉と飲んだ後の記憶が全く無いぞ…





色々聞きたいことはあるけど…



『お前…今俺に何をした？』




「え？キスだけど」



『…な、何で』




「照れてるの？可愛い〜！！」




照 れ て ね ぇ よ



混乱しすぎて頭が爆発しそうだわ




真実を確かめるために一つ一つ疑問を解いていこう…


『伊弉冉、質問していいか』



「ん？」



『ここはどこだ』




「俺っちと独歩の家だけど…」


独歩…ってもしかして観音坂のことか？
同棲ｺﾞﾎﾝｯｯ同居してたんだな…



『何でお前全裸なの…』



「えー！俺っちとの熱〜い夜を忘れちゃったの？」



『ストップ』




やっぱり俺は伊弉冉とヤったのか…？

それとも伊弉冉の悪ふざけなのか



後者であってほしいが…



心臓の音が大きくなる


俺は昨日の記憶を遡る



『なあ伊弉冉…俺と昨日、居酒屋で飲んだよな』


こくんと伊弉冉は頷く



そう、俺と伊弉冉は高校の時以来の再会なのだ
その再会を祝して近くの居酒屋で飲みに行った…

そこまではいい…だがその後だ



『俺その後の記憶が無いんだが…
何があった？』


すると伊弉冉は口を開いた


どうか、伊弉冉の悪ふざけであってくれ
その俺の願いは簡単に砕け散った


「…俺っち、Aに抱かれたんだけど…」




頭では分かっていたが認められない気持ちでいた
だが


先程のテンションとは違い、

視線を下に逸らし頬を赤く染めてる伊弉冉の様子を見て



認めざるを得なかった




だがまさに今、認めたのだ


俺が伊弉冉を抱いたということを

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