【ヒプマイ】掴みきれない男【男主】

理性 ページ3

左馬刻side


ガシッと若い男の腕を掴む


「な、なんすか…ってヤクザ！？」



こいつ…Aとの間接キス狙ったのか…？


もしそうなら許さねえ



ギリギリギリ…



「いててて！痛い！痛いっす！！」


『碧棺くん！何してるの！早く手離して！』


「…あ、悪ぃな」



Aの声で我に返り、若い男の腕から手を離した



『あ、お会計でしたよね！伝票下さい！』



慌てた様子でレジに入る


『ありがとうございましたー！！』


「…」


『もー、碧棺くんどうしたの？』


「いや、何でもねぇ…」


『そう？もうお客さんいないし、お店閉めるから待っててね』


_________


『お待たせ碧棺くん、帰ろっか！』


「おう、って大丈夫かよ。足元ふらついてんぞ」


『ちょっと久しぶりに呑んじゃったからかな…』


「危ねぇから俺様の肩に手ェ置け」


『ありがとう…』



店から15分くらい歩くと、Aのマンションに着く



「部屋まで送るわ」


『碧棺くん優しいね…』



ドアの鍵を開け、寝室にたどり着く


ベッドに寝かそうとした時、足元を滑らせた


「いってぇ…」


傍から見ると、俺がAを押し倒している状態



『いたた…碧棺くん、大丈夫？』



赤い顔でそう言うAはすごい色っぽい


あー…すっげぇキスしたい



今のこと状況、俺がAに何をしても逃げられない体制だよな



やばい…



やばい



そう考えると急に自分の身体が熱くなった



『あの…碧棺くん？そろそろ退いて欲しいな…』



俺がずっと見つめてたせいか、Aは顔を逸らし、赤かった顔をさらに赤くした



こんなん抑える方が無理だろ



『んっ…！？』



俺はAの唇を強引に奪った


少し空いた隙間から舌を入れ、Aの口の中を掻き乱した



『んん…んァっ…はぁ』


「…んっ、ふ」



1度唇を離すと、透明な糸が垂れた



『はぁ…は、碧棺く、何で…』



目に涙をためて、息を乱しているA



その姿は俺の理性を壊すのに充分で



『ん！ぁ、やめ…ん…！』



止まらない


止めたくない


俺だけを見ろ


俺に溺れろ



少し腰を撫でると、ビクッと身体が動いた



『あ、ちが…違う…あっ』


「何が違ぇんだよ、こんなに反応して」



反応したことを否定したが、もう一度腰を撫でると大きく背中を反らした



「身体は正直だな…？」


『う…ちょっ、碧棺くん！？』



大きくなった俺のモノをズボン越しにAに押し付けた

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