28話 ページ30
「私は今からこいつのことを…殺 す」
私の正体を明かしたのはこいつを殺 すため。
千寿郎には悪いことをしてしまった。
けど、今はこいつの方が重要だ。
まずは情報を吐かせなければ…
男「へぇ!今から私の事を殺 すのかい?だけどね、君じゃ無理だよ。だって私は鬼を手懐けているんだよ?いくら旅団の君でも鬼相手に勝てるわけないだろう」
「やってみなきゃわからない。というか今近くに鬼いないし。お前1人なら造作もない事だ」
男「生意気なお嬢ちゃんだ。やっぱり盗賊団になんているから育ちが悪くなってしまったんだね…実に嘆かわしい事だ」
「お前話にはもう飽きた。これからお前は私の質問にだけ答えればいい」
男「嫌だ…と言ったら?」
「わかってるでしょ?私はクモ…実力で吐かせてやるよ」
男「それは怖い…まあ、そんな脅しに屈する私ではないけどね」
「まずひとつ。協力者って、誰?」
男「言わない」
ボキッ
男「ぎゃぁぁああぁあああぁぁッ」
千「ッ」
「小指折ったくらいでそんなに喚かないでよ」
「だから言ったでしょ。これはお願いではなく、命令だ。そこを履き違えるなよ」
千「あの、Aさん…」
「ごめんね、千寿郎。君の前ではできればやりたくなかった。けど、こいつはダメだ。おそらくこいつらは何人かで群れているだろう。その中でも雑魚の部類だこいつは」
千「なぜそのように思うのですか?」
「感…て言ったら信じる?」
千「え、と…ど、どうでしょう」
「なんてね。こいつはあまりにも情報を知らなさすぎる。私の事やクモの事」
千「あの、さっきから言っているクモって…」
「私たち旅団員にはそれぞれ団員ナンバーが刻まれている。まあ、刺青だよ。クモの形をした刺青。クモにナンバーが刻まれているの」
千「なんばー?」
「番号だよ」
「だから私らはクモって呼ばれることもあるの」
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梟 - はい!気長に待ちます! (2019年10月8日 1時) (レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - 梟さん» ずっと煉獄さん出したかったんですけど、結局最後しか出せませんでした笑 早めに続編だせるように頑張ります!しばしお待ちを! (2019年10月7日 19時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 続編楽しみにしています!煉獄さん(兄)が出てきてくれてすごく嬉しいです!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年10月7日 1時) (レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - まこさん» こちらこそすみませんでした!指摘する方も勇気がいると思うのでまこさんには感謝しかないです!良ければこれからもこの小説にお付き合いして頂ければ幸いです^^* (2019年10月6日 23時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - なの星さん» 丁寧な対応ありがとうございます。この作品が人気の理由が分かりました!お騒がせ致しました (2019年10月6日 20時) (レス) id: c392ad3879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの星 | 作成日時:2019年8月28日 20時