転校不必要。 (ページ7)

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「と、とりあえず柊さんの話は置いといて」

おい、置いとくなよ。

「そう！もう知ってると思うけど、

ここ、種火学園は普通の学園じゃない。」

いや知っとるわ、手違いで転校させるしなぁ、

あ、私結構、根に持つよ。

「そう、この学園の実態は

炎の転校生養成所だ。」

おい、置いてくなよ。

まず謝れよ。私に

他の7人みんなきょとんとしてるぞ。

「養成所、、、？」

あ、そっちにきょとんとしてたのね。

「なんですか、その、、炎の転校生というのは？」

ナカマ駆が尋ねる。

「かつて私が使っていたコードネームだ、

奴の行くところ、

嵐が飛び交い、イナズマ走る

、、、懐かしい話だ、今はこの学園の生徒だけにミッションを託している」

え、じゃあお兄ちゃんが炎の転校生になるの？

あの見た目だけ好青年が？

「そのミッションとは、全国の問題のある学校に転校、生徒として潜入し、

学校内部から改革を行うこと」

なんか連携プレーみせんなよ。

「今日から君達8人は

転校生型エージェント、炎の転校生となるのだ。

これから君達は様々な学校の問題に直面するだろう、、、

しかしそのすべてをやり終えた時、君達には素晴らしい未来が待っているのだ」

素晴らしい未来っていうか、いまこの状況をなんとかして欲しいっていうか。ねぇ。

「「「「素晴らしい、、、未来」」」」

はもるんかーーーーい！！！

ごめんね！1人だけ空気読めなくて！！！

「はい！俺炎の転校生やります！」

そうシゲオカ駆がいうと次々に手を上げる7人。

え、ちょこれダチョウ倶楽部？

どーぞどーぞどーーーぞ。的な？

「え、私は？」

「んっとねー？よく分からないけどやってみたらいいんじゃない？」

「あぁ、そうだな。」

おい、お気楽だな二人とも。

「まぁ頑張ろーぜ！」

えっと君は名前なんだっけ、

リーゼント強すぎて忘れた。

「うんよろしく。リーゼントくん。」

「おい！！コタキだわ！！！」

あぁそうだコタキ駆だ。