僕の隣に君がいるから (ページ3)

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二口堅治ページ3

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｢なぁなぁ｣

『んー？』

｢折角二人とも休みなんだしよ、どっか出かけようぜ。｣

ほーう。珍しく堅治からデートのお誘いとは

こりゃ明日雪でも降るんだろうか
大雪だな

『私…ソリ滑りしたい』

｢今バリバリの夏ですけど｣

『忘れて』

んで、堅治さんはどこに行きたいのよと聞けば涼し気なところとこれまたアバウトな答えが帰ってくる。
まぁね、確かに暑いものね。
新陳代謝が活発だから汗だっくだくだものね

この当たりで涼し気なところか…

『えぇ…どこだろ』

だって水族館は遠いし海は暑いし
どうしたものか…そこら辺へ買い物へ出るのじゃダメなのかな。とソファーにもたれ掛かり雑誌を見ながら考え込む

｢じゃあさ、プール行こうよプール！｣

するとソファーに寝っ転がった状態だった堅治が少し起き上がりもの凄い提案をするかのようにそういった

『プール？』

｢少し行ったとこにさ、出来たじゃん？屋内プール｣

あぁそう言えばそうだったな
確かチラシ的なやつが回覧板にはさまってたっけ
しばらくプールとか行ってないしアリかもな

なんか学生の夏休みみたいで楽しそうだし
実際華の高校生の時はバレー部の練習やら合宿やらでプールなてそうそう行けていなかったものだしかれこれ中学生以来だろうか。
20代半ばの男女二人がプールは痛いかな

いや、そこは気合いで頑張れ

『よし、のった』

｢運転は任せろ｣

『わーい堅治イケメーン』

こう見えてこの人運転めちゃくちゃ上手いんだよなとしみじみ関心する
その乗り心地は眠ってしまうほどに

本人も運転好きみたいだし買い物出る時は車を出してくれるからとても助かってるけど、

｢その代わり帰りにアイス奢って｣

『え、やだ。』

｢え｣

『え？』

その度にアイスやグミをねだるのはやめていただけるともっと嬉しいかななんて

さて、水着探さなくちゃ。

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