彼女は傷つかない３［BTS］ (ページ20)

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episode 120 愛の洗礼ページ20

これから数日の間、TREASUREのメンバーは日本で仕事があるみたい。

日本人メンバーはともかく、他のメンバーは初めて訪れる日本をとても楽しみにしていた。

それはジフンも例外じゃなくて、行きたいお店とか食べたいものとか色々リサーチしていた。

「マネージャーさんにお願いするから、、ヌナも一緒に日本行こうよ、」

ベッドで抱き合いながら突然そんな事を口にするジフンに驚いて。

ルカ「それは出来ないよジフニ、、、大事なお仕事で行ってくるんだし・・・それに皆が留守の間こそお家を守るのも私の仕事だしね＾＾」

ジフンのサラサラの髪を撫ででなだめると、あからさまに不機嫌そうな顔。

ｼﾞﾌﾝ「、、どうしてもダメ？、、ヌナが一人でここに居る方が不安だよ、、だって、、、」

ルカ「私は離れたりしないよ、大丈夫だから＾＾、、心配ならGPSでもつける？」

ｼﾞﾌﾝ「いやっ、、、そこまではっ、、ヌナごめんね、、俺、、」

私の言葉に急に焦ったのか、謝ってくるジフン。

テヒョンたちと遭遇してしまってから、私たちはどことなく。

お互いの心中を探り合って慎重になっていた。

まるで腫れ物にでも触るように。

それでも離れ難い私たちは、二人きりになれば何度も体を重ねた。

お互いの体のくせもわかってしまうくらい、知り尽くして。

だから尚更彼が日本に行ってるほんの数日に。

二人の関係に空白の時間が出来てしまうことが怖いのかもしれない。

ジフンは何度も言葉で体で、「愛してる」を伝えてくる。

全身に浴びる愛の洗礼は、私に安らぎと一緒に痛みも与えたんだ＿＿＿＿＿＿、

出発当日。

マネージャーさんが空港まで一緒に連れてきてくれた。

ロビーには沢山のファンの人たちがいて、彼らの人気ぶりを初めて肌で感じた。

私は一足先に、特別に待合室で待機してると皆も人の波を掻い潜って到着。

ﾊﾙﾄ「ヌナお土産買ってくるね！」

ｼﾞｮﾝﾌｧﾝ「行ってきます＾＾」

ｲｪﾀﾞﾑ「戸締りには気をつけてね＾＾」

、、イェダムとあの時のユンギさんがつい重なってしまった。

ルカ「うん、ありがとう＾＾行ってらっしゃい！」

「ヌナ、、、」

マネージャーさんもメンバーの皆さんも居る前で、私の腕を掴んだジフンは。

周囲に遠慮する事なく抱き寄せて、深くキスをした。

「すぐ帰ってくるから、、」って寂しそうな視線を残して。