episode 118 素直な想いを ページ18
「ルカっ、、、！！」
そう私を呼び止めるテヒョンの叫ぶ声を無視して、ジフンの手を引いたままその場を後にした。
これでもう終わったんだ、、、
自分にそう言い聞かせてるのに、テヒョンの泣き顔が頭から離れない。
何で、、、どうしてあんな顔するの？
私は貴方を忘れなきゃいけないのに、、
「ヌナ、、、ヌナっ！、」
ジフンが私の名前を呼んだ声で我に返って、そういえば皆で遊びに来ていたことを忘れてしまうところだった。
ｼﾞﾌﾝ「、、俺たちと連絡取れないってあいつらが心配してるかもしれない、、そろそろ戻ろう？、」
さっきの出来事でジフンにも嫌な思いをさせてしまった。
ルカ「ジフニ、、ごめんね、、」
ｼﾞﾌﾝ「大丈夫＾＾ それにヌナは何も悪くないよ、、俺だって当事者なんだから、、、それより早く帰ろう、、お腹すいちゃった。笑」
嘘ばっかり、、、私の前では作り笑いなんてしないで。
ジフンの冷たくなった手を握って、皆から届いていた着信に折り返した＿＿＿＿＿＿＿＿、
宿舎に到着後、すぐ夕飯作りに取り掛かると、ジフンが手伝ってくれた。
ルカ「ジフニはゆっくりしてて？、これは私の仕事だから＾＾」
ｼﾞﾌﾝ「いいよ＾＾ 一緒に作りたいし、ヌナから離れたくないからさ、、、」
ルカ「うん、、ありがとう＾＾ じゃあ皮剥きお願いしちゃおうかな、」
ｼﾞｭﾝｷﾞｭ「なんか二人並んでたら新婚さんみたい！笑」
ｼﾞｪﾋｮｸ「いいなぁ、、、いや！別に羨ましくなんてないもんっ！俺は仕事一筋で生きる！」
ﾋｮﾝｿｸ「ジェヒョガ、、何言ってんの？笑」
賑やかしいリビングで、さっきまでの出来事が嘘みたいに薄れていく。
隣に居るジフンの笑った顔に安心して、皆で囲む食卓はまさに幸せの象徴のようだった。
ルカ「ジフニ、、今夜も送ってくれてありがとう＾＾」
ｼﾞﾌﾝ「、、今夜も俺宿舎に帰らない、、もうここに住んじゃおうかな、、」
ルカ「それはダメだよ。笑 今TREASUREは大事な時なんだし、、っきゃ！、、、」
突然リビングのソファに押し倒されると、首元にきつく吸いついてくるジフンに思わず抵抗してしまった。
ｼﾞﾌﾝ「俺だってそれくらいわかってるよ！、、、でも、、毎日毎日ヌナのことで頭がいっぱいで、、ヌナっ、、ずっと側にいてよ、、、俺から離れないで、、、抱きしめてよ、、、」
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作者名：Apple | 作成日時：2022年11月8日 23時
