episode 75 絡む指先 ページ25
ボートではちょっとしたハプニングがあったものの、敷地内のお店でショッピングしたり楽しい時間を過ごした。
手を繋いでる時、変に緊張して汗をかいてしまった掌が恥ずかしくて。
手を離そうとすると、余計に指を絡めて握る力を強くするテヒョン。
ﾃﾋｮﾝ「離したらダメだからね、、わかった？、」
くしゃって目尻を下げながら笑うテヒョンにまたドキドキする。
今日だけで何回目だろう。
いつも近くにいてくれる彼と違う表情を見られるだけで嬉しい。
ルカ「うん、、わかった＾＾」
繋いだ手を握り返して、この時間がずっと続けばいいのになんて、叶うはずのないことを心の中で唱え続けた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿、
夕食後、楽しみにしていた水上花火をテラスから眺めていた。
花火なんて何年ぶりだろう、、韓国では初めてだなぁ。
夏は浴衣を着てお祭りとか行ってたな、、なんて急にノスタルジックな気持ちになったり。
ﾃﾋｮﾝ「綺麗だね、、、」
ルカ「そうだね、、っ、何？テヒョン？、」
私の背後に回って何かを首に掛けてきた。
華奢なピンクゴールドのネックレスが胸元で揺れる。
ﾃﾋｮﾝ「プレゼント＾＾ 気に入った？、」
誕生日でもないのに急なサプライズに驚いたけど。
「お店の人にジロジロ見られながら探すの大変だったんだから、、」って恥ずかしそうに話すテヒョン。
プレゼントを必死で探してくれたらしいテヒョンを想像するとすごく嬉しかった。
ルカ「、ありがとうテヒョンっ！、、大事にするね＾＾」
ぎゅっと抱き寄せるテヒョンの腕に触れて。
花火の音よりも自分の心臓の音の方がうるさく体に響く。
ﾃﾋｮﾝ「・・・愛してるよ。ルカ、、」
大きなテヒョンの瞳に花火の火花が反射して写る。
顔同士が近づけば目を閉じるサイン。
〜♪
唇が合わさるまであと数cmのところでテヒョンのスマホが鳴った。
なのに出ようとしないテヒョン。
ルカ「、、テヒョン、携帯鳴ってるよ？、」
ﾃﾋｮﾝ「・・・ごめんね、」
ディスプレイを確認すると、急いでテラスを出たテヒョン。
公演前だし、色々忙しい時にこんな素敵な所に連れてきてくれたんだもん。
だから仕事を最優先にしてほしいし、彼の負担にだけはなりたくない。
まだ続く花火を眺めていると、私のスマホも着信を告げる。
ルカ「、もしもし、、どうしたの？、ジフニ、」
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星空(プロフ) - 続きが楽しみです！テヒョンさんとミジョン？の関係がどうなるかがすごく気になります！！ (2022年10月5日 16時) (
レス) @page25 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年9月2日 0時
