episode 72 二人だけのバカンス ページ22
「ねぇルカ、今週末どこか出かけようよ!これから海外公演でしばらくこっち帰って来れなくなるからさ、、」
ココアを飲みながら提案するテヒョンはスマホで何か検索をかけながら楽しそうに。
そういえば付き合ってから二人でどこか外へ出かけたことはなかったから、誘ってくれて嬉しかった。
ルカ「うん行きたい^^ どこ行きたい?遊園地とか?、」
テヒョン「せっかくだし、少し遠出して一泊しない? デートプランは俺に任せて^^」
テヒョンと旅行かぁ、、、
つい嬉しくなって口角が緩む。
旅行自体が久しぶりだけど、有名芸能人のテヒョンとは簡単にデートなんて行けないって覚悟はしてたから、まさかこんなに早く叶うなんて・・・
まだ数日あるのに、当日来ていく服装を考えたりして浮かれていた。
、、久しぶりに美容院行ってこようかな。
__________、
旅行当日。
マンションの下に着くと、テヒョンが車を出して待っていた。
Gジャンとワイドパンツに、ハイブランドのシューズの踵は踏んだまま。
公演前だからってかけたパーマが良く似合ってる。
車に乗り込むと、私の髪に触るテヒョン。
テヒョン「ルカの髪すごくサラサラだね、、綺麗^^」
美容院行った甲斐があってよかった。
優しく笑うテヒョンに釣られて私まで笑顔になって、やっぱりテヒョンが好きだなって胸がきゅっと締め付けられた。
テヒョン「よし!じゃあ行こっか^^」
慣れたようにハンドルを握るテヒョンについ見惚れてしまう。
ルカ「どこに連れて行ってくれるの?、」
テヒョン「うーん、、着いてからのお楽しみ。笑」
ルカ「えー?笑」
こうして普通の恋人みたいに他愛のない話をして、車内ではテヒョンが最近お気に入りだと言ったジャズシンガーの新譜が流れる。
時々彼の右手が私の左手に触れて、二人だけの空間に酔いしれる。
サービスエリアで買ったアイスにかぶりつきながら上機嫌で運転席に座るテヒョンが愛おしい。
こんな時にふとミンジョンさんのことなんて思い出してしまって、絶対テヒョンを取られたくないって思わず彼の肩にもたれかかる。
この独占欲があとで自分をしんどくさせるって、過去の経験でわかってるけど。
今はそんな事気にしていられない。
気づけば車内で、自分からテヒョンにキスをしていた。
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星空(プロフ) - 続きが楽しみです!テヒョンさんとミジョン?の関係がどうなるかがすごく気になります!! (2022年10月5日 16時) (レス) @page25 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Apple | 作成日時:2022年9月2日 0時