彼女は傷つかない２［BTS］ (ページ23)

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episode 73 傷つく権利ページ23

※ﾃﾋｮﾝ side

ルカを傷つけてしまった。泣かせてしまった。

俺が最もしたくなかったことを、自分自身がやってしまったんだ。

嘘をついてミンジョンとの関係を切る勇気がなかった俺が悪いし、自分の甘さが招いたこと。

「別れよう、、」って言われた時、どうしようもなく胸が痛くなって悲しくなった。

俺に傷つく権利なんてないのに。

でも怖かったんだ、今では当たり前のように側にいてくれるルカがいなくなるなんて。

想像もしたくない。

なのにミンジョンの脅し文句に怯んでしまって。

本当に情けない男でごめん、、ルカ、

ルカ、俺ちゃんとケジメつけるから。

だから、俺の側からいなくならないで。

別れるなんて、二度と口にしないで＿＿＿＿＿、

ｽﾀｯﾌ「BTSの皆さん、お疲れ様でしたー！」

もう少ししたらスタートする海外公演に向けてリハーサルで大忙し。

夜も帰りが遅い日も少なくないけど、ルカが家で待っててくれるから頑張れる。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「はぁーー、、お腹空いたなぁ、」

ｼﾞﾐﾝ「帰ったらルカにラーメン作ってもらおっか、、テヒョナ、ルカに連絡しといてよ、」

初めはジミナもルカが好きだから、俺と付き合うことになった時口聞いてくれない時もあったけど、最近は諦めたのか俺に遠慮してくれてるみたいだ。

でも、ユンギヒョンとジョングガは別。

虎視眈々とルカを狙ってる。

この前ルカを泣かせてしまった時だって。

閉め切ったルカの部屋の前でずっと彼女が出てくるのを待ってたし。

「テヒョニヒョンにルカと付き合う資格ないですよ、」って。

軽蔑したように冷たい目で俺を見てたよな、ジョングガ、、

ﾃﾋｮﾝ「うん、ルカにそう連絡入れとく＾＾」

ﾕﾝｷﾞ「・・・・・」

隣で何も話そうとしないユンギヒョンも、きっと俺を許せないんだろうな、、

その罪滅ぼしの気持ちもあったけど、ルカを旅行に誘った。

予想以上に喜んでる彼女が可愛くて、その姿を独り占めしたくて抱き寄せてキスをした。

軽く重なったところから溶け出しそうなほど、柔らかい感触は俺をまた狂わす。

シャワー上がりでまだ温もりの残るルカの体に口づけて、甘い匂いに俺の体も熱くなれば、もう止めることは出来ない。

ルカ「、っテヒョン、、あっ、、」

ﾃﾋｮﾝ「、、ルカ、ここ好きでしょ？、っ、」

また、溺れてく。