episode 68 朝帰りの理由 ページ18
目を覚ますと、ジフンはずっと手を握ってくれていた。
すやすやと寝息を立てて寝てるジフンの寝顔を撫でて、私の方ばかりに掛けてくれていた毛布をジフンに掛ける。
もうすぐ始発の電車が出る頃かな、、
帰りたくないけど、帰らなきゃ・・・
迷惑かけちゃったし、お礼に朝食を作って置き手紙をジフンの枕元に置いた。
ルカ「ありがとね、、」
スマホを開くとメールと着信の嵐。
きっと怒ってるんだろうな・・・
メッセージも見ずにイヤホンを掛けて音量大きめで音楽を流しながら電車に乗った。
電車の中の広告を何気に見ていると、昨日の嫌な記憶が蘇る。
あの[パク・ミンジョンさん]が広告に載っていた。
しかもBTSの広告と隣同士。
明らかに美男美女。お似合いのカップル。
見たくなかった。
気持ちはまた闇の中に落ちる、、
浮いては沈む脆い心は、私を一層臆病にする。
スマホの通知に気づいて開くと、
ジフン:朝食ありがとう。起こしてくれたらよかったのに、、、ヌナ大丈夫?何かあったらすぐに俺に言ってね。
優しいジフンの言葉が嬉しくて、ほんの少し心が前を向いた。
ちゃんとテヒョンと話してみよう。
何かの間違いで、色んな疑惑も覆るかもしれないなんて期待も込めて、、
________、
玄関を開けると、飛んできたのはジョングクだった。
ジョングク「ルカ!!!どこ行ってたの!?何で帰ってこなかったの!?何で電話に出てくれなかったんだよ、、っ、」
ルカ「ごめんね、ジョングク、、色々帰れなかった事情があったの、、」
私の腕を掴んで離さないジョングクの頭を撫でてなだめると、ジョングクの声に反応したのか、ユンギさん達も部屋から出てきて、朝帰りの私を母親のように叱りつけた。
ユンギ「でも、無事に帰ってきて良かった、、、もう二度と連絡なしで勝手に朝帰りは無しな?、」
ルカ「、、はい。ごめんなさい、」
ソクジン「でもどこに行ってたんだよ、、まさかTREASUREの宿舎で泊まったとか!?、」
ルカ「、、違いますよ。」
ホソク「まぁもういいんじゃない?、ルカシャワーしておいでよ^^」
優しく笑うホソクに頷いてると、ここにテヒョンがいないことに気がつく。
ルカ「、、テヒョンは?」
ジミン「まだ寝てるんじゃない?あいつも帰り遅かったし、」
ジミンの言葉を聞くなり、私はテヒョンの部屋に向かった。
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星空(プロフ) - 続きが楽しみです!テヒョンさんとミジョン?の関係がどうなるかがすごく気になります!! (2022年10月5日 16時) (レス) @page25 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Apple | 作成日時:2022年9月2日 0時