彼女は傷つかない ［BTS］

episode 41 邪魔しないで ページ41

彼らがお仕事に出掛けてる間、全ての業務を済ませる。


ここでは個人のお部屋のお掃除と洗濯もしてほしいとの事。


12人分は正直大変な数だけどちゃんとやりきってみせる！


それぞれ部屋の雰囲気も全然違ってて、特にアサヒさんの部屋はレコーディングスタジオみたい。


貴重な機材だろうから、触らないようにしなきゃ。



洗濯と掃除を終えて、食材の買い物に出掛ける。



なんせ12人分の量が未知数すぎて。笑



でも彼らの顔を一瞬思い出すと、美味しい料理を作らなきゃって気合が入るから不思議。




・・・あの人たちと彼らは全然違うんだ。




時計の針は夕方５時過ぎ。



ルカ「、、いけない。帰って準備しなきゃ。」




実は関西地方出身の私、高校生の時はお好み焼き屋さんでバイトしてました。


まさかそのノウハウを活かす時が来ようとは。



「ただいまー！！」


玄関から元気な声が聞こえてくる。



ルカ「おかえりなさい。これから焼いちゃますね＾＾」


ﾊﾙﾄ「すげー本格的！何かやってたんすか？」


ルカ「お好み焼き屋さんでバイト経験が少し＾＾」


ﾖｼ「へぇー！俺らほとんど関西出身メンバーだしなんか奇遇ですね＾＾」


ﾋｮﾝｿｸ「うわー！楽しみ！」
　

ﾄﾞﾖﾝ「何かお手伝いする事ないですか？」


ルカ「大丈夫です＾＾ 皆さんは寛いでてください」


ｼﾞｮﾝｳ「すごい！部屋めちゃくちゃ綺麗、、、」


ｼﾞｪﾋｮｸ「本当だー！ありがとう、ヌナ＾＾」



あんなに喜んでくれて。


そうだよ、これこそがこの仕事の醍醐味よね。



ルカ「出来ました！皆さん召し上がってください＾＾」
　


テーブルいっぱいに広がるソースの良い香り。


ｼﾞﾌﾝ「ヌナも一緒に食べましょう＾＾俺たちだけじゃ寂しいし！」


ルカ「、、、いいんですか？」


ｼﾞｭﾝｷﾞｭ「勿論＾＾ 座って座って〜」



「いただきまーす！」



ﾏｼﾎ「ヌナ！美味しいです！お世辞抜きに！」


ルカ「ほんと？嬉しいです！良かった〜」
　
　
ｱｻﾋ「毎日来てくれたらいいのに、、、」


ｲｪﾀﾞﾑ「逆に週に３日の楽しみ出来たじゃん＾＾」



勿体なさすぎる言葉が嬉しくて、ニヤけてしまう。



ｼﾞﾌﾝ「ヌナ、さっきからスマホ鳴ってるけど出なくて大丈夫？」


ルカ「、、大丈夫です。あ、デザートもありますよ？＾＾」


調理中からずっと鳴り止まなかった着信。




誰からかはわかってるけど、今は邪魔されたくなかった。

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