episode 33 その温もり ページ33
目が覚めて、隣で眠るジミンさんを起こさないように細心の注意を払いながら部屋を後にする。
まだ残ってる感触が熱くて、シャワーを浴びた。
鏡にうつるまだ消えない痕跡は背中にまである。
ルカ「頭痛い、、、」
連日続く行為に疲れたせいか、頭痛がして痛み止めを飲んだ。
時刻はまだ4時、
なんだかモヤモヤする気持ちを払拭したくて、スウェットに着替えて外に出ようとする。
「どこ行くの?」
話しかけてきたのはナムジュンさん。
ルカ「ちょっと走ってこようかなって、、じゃあ、」
ナムジュン「待って。俺も行く、、、」
いや、来ないでほしかったなぁ・・・
貴方たちの事で悩んでるんですけど。
ナムジュン「こっちにおすすめのルートがあるんだ、」
ナムジュンさんも普段走ったりするのかな、、、
そりゃそうか、こんなに体格もいいんだし。
ナムジュンさんの筋肉質な腕をじっと見つめてるとちょっと恥ずかしそうに。
なんだ、可愛いところあるじゃん。
そういえば私たち同い年なんだよな。
髪の毛を括ってランニング開始。
久しぶりに走ると気持ちいいなぁ、、
って、そんな呑気な私の後ろで息が上がってるナムジュンさん。笑
ナムジュン「、、はぁ、はぁ、、意外に、、足早いんだな、、」
ルカ「高校の時、陸上部だったので。笑 これでもペース落としてますよ?」
悔しそうなナムジュンさんが面白くてつい意地悪を言ってしまった。
ルカ「じゃああそこまで競争ですよ?笑」
ナムジュン「くっそ!望む所だって!」
ルカ「私の勝ちですね。笑」
ナムジュン「はぁ、、はぁ、、油断してた、こんなに足早いヤツだったなんて、」
息が上がるナムジュンさんは私の隣に座る。
まだ周辺は薄暗くて、人気もない。
ナムジュンさんは私の肩に頭を乗せてきて、手を握った。
ナムジュン「、、こんなに小さな手で、、色んな事背負わされてたんだな、」
なに?いきなり、、、そんな優しい言葉。
やめてよ、
ルカ「別に、、大丈夫です。ちゃんと返すまでしっかり働きますから、っ!」
ナムジュン「、、ごめん、しばらく、このままで、」
いきなり強く抱き締められたナムジュンさんの胸の中はあったかくて。
本当に。貴方たちが何を考えてるか、わからないけど。
この温もりに。心を許してしまいそうだった。
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです!!更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます!!読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます!!嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます!!更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Apple | 作成日時:2022年7月31日 21時