episode 13 選択肢なんてない ページ13
事態がわからずぼーっとした脳内は、じわじわ唇を撫でる舌の熱ではっきりと覚めた。
ルカ「んっ、、やめてください！！」
掴まれた腕を振り解くと、ジミンさんは強い力で今度は背後から抱き寄せる。
ｼﾞﾐﾝ「・・・これからたっくさん虐めてやるから。俺らから逃げられると思うなよ、、？」
異様な言葉を耳元で囁くジミンさんは、私のシャツの中に手を入れようとする。
ルカ「・・・はっ、離して、、」
「ジミナ、こんなとこで何してんの？」
声のする方に視線を向けると、面白いものを見つけた子供みたいに笑うテヒョンさん。
ジミンさんの腕から解放された私は、力なくしゃがみ込んだ。
ｼﾞﾐﾝ「・・・別に？自分の置かれてる状況をわかってないこいつにちょっとわからせてやっただけ。笑」
ﾃﾋｮﾝ「あれー？もしかして震えてんの？ さっきまでの威勢はどこいったわけ？笑 」
バカにしたような態度で私の頬に触れようとするテヒョンさんの手を退ける。
ルカ「・・・帰ります」
この人たちは本気じゃない。
大体こういう人は虐めた相手の反応を楽しんで暇潰ししてるだけ。
抵抗すればするほどエスカレートして、相手の思う壺だ。
ジミンさんとテヒョンさんがまだ何か話してるのを無視して玄関のドアを思いっきり閉める。
ルカ「はぁっ、、はぁっ、、、」
途中で堪らなくなって走った。
微かに震える手を擦り付けて、大丈夫って自分に暗示をかけながら。
でも・・・流石にあれはきつい。
心は弱く脆く、楽な方に流れようとする。
こんな時にまた借金取りからの電話が鳴り止まない。
イライラした勢いで電話に出てしまった。
男「あー、ルカさん？早く返済してくれないと困るんですよー。金額知ってる？3500万ウォン！利息もあるからもうちょいかな〜。まぁあんたに同情しなくもないけどね。・・・あいつあんたの彼氏なんだろ？笑 彼女に全部押し付けちゃうなんてね〜・・・」
電話が切れて、呆然としたまま公園のベンチに座る。
・・・早く返さなきゃ。
このご時世あんな高収入の仕事にありつけるかなんてわからないから、逃げるわけにはいかなかった。
私に選択肢なんて、ないんだ・・・
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
