episode 11 嫌いな女の血は甘い ページ11
※BTS side
時計の秒針が12を指す頃とほぼ同時に、あのルカという家政婦が約束の時間にやってくる。
ｼﾞﾐﾝ「そのまま玄関開けなくていいんじゃない？笑 どんな反応するか面白そうだし、」
ソファで寝そべったままスマホをいじるジミンが気怠げに話す。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ったく、、、うるさいなぁ、」
それでもけたたましく鳴り止まないインターホンにイライラしたのか、不機嫌そうな顔をしたジョングクが、急いで玄関を開ける。
俺たちからの敵意を知ったあの女は、余計な事も必要最低限の事も話そうとしない。
別にその方が好都合なんだけど。
言葉を交わしたくないし、なんなら同じ空気を吸いたくない。
でも鎧みたいに崩さない、感情のない顔が苦痛で歪むのを見てみたい。それに、
、、、俺たちの存在を無視し続けるなんて、許さない。
ただ黙って仕事をする女の背中を追って、シャワールームへ入ってくのを確認して。
目と目を合わせて、悪戯を仕掛けるタイミングを見計らうソクジンとテヒョン。
その時、噴き出した冷水が女に襲いかかる。
一瞬小さく聞こえた悲鳴に、ゾクゾクする。
でもあの女はこれ以上言葉を一切話さず、俺らが放った精一杯の嫌味を無視して服を乾かそうとする始末。
その時見た女の下着姿に、不覚にも反応してしまった自分に腹が立った。
ﾃﾋｮﾝ「、、、なんなんだよ、あいつ」
次はナムジュンだ。
キッチンの掃除をしてる女の様子を伺う。
昨日丹精込めて作られた食事も捨てられて、涙ひとつでも流せば可愛げがあるのに、淡々とした態度でまた捨てられる予定の食事を作るんだ。
ルカ「それでも、仕事ですから」
こんな言葉で片付けて、俺の方は見ようとせず。
感情のまま投げつけたグラスは女の手を血で染めた。
怖くなってその場から逃げてしまった俺、、、
ガラスの破片を拾う女に近づいて、「切ったのか？」
わざとらしい登場のユンギ。
白い手を真っ赤な血が汚す。
女の手をとって、舌を這わすように血を掬う。
初めて味わった血は、不思議なくらい甘い匂いを放って。
ただ無表情で、何も話さず傷ついた手だけを見つめる女。
、、、嫌いなはずなのに、俺はこんな事までして。
思い通りにならない相手ほど、服従させて傷つけてみたい。
俺たちの中で、明らかにおかしいスイッチが入ってしまっていた。
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
