episode 157 Important things ページ7
※ ﾕﾝｷﾞside
いつものように作業室に篭ってるとスマホが鳴った。
疲れて頭がぼーっとしてたせいで、誰かも確認せずに出てしまった。
ﾕﾝｷﾞ「はい、、、」
ｻﾗ「あ、ユンギオッパ出てくれた！」
サラ！？ なんで俺の番号知ってるんだ、、、？
ﾕﾝｷﾞ「なんだよ、、、もう連絡してくるなって言ったよな？しつこい女は嫌いなんだよ、、、」
ｻﾗ「ひっどーい！、でもそんな冷たいオッパも好き♡ ねぇ、あのカヒって人、どんな人なの？ 練習期間がない歌手なんてあり得ないでしょ！他の皆も色んな噂してるよ？例えば、、、事務所の社長に媚び売ってるとか、関係があるとか、、、」
ﾕﾝｷﾞ「お前いい加減にしろよ！そんな噂嘘に決まってるだろ！？ カスミは俺のっ、、、！！」
しまった、、、つい怒りに任せてカスミの名前を口にしてしまった。
カスミの事何も知らないくせに勝手に、、、
それに何より彼女の歌が人気を証明してる。
ｻﾗ「へぇ、、、カスミっていうんだ、何？オッパはあの女と付き合ってるの、、、？」
仕方ない、一度言ってしまったことは元に戻せない。
牽制の意味でも、きちんとこの女にだけは釘を刺しておこう。
ﾕﾝｷﾞ「ああ、俺の彼女だよ。、、、だからもしカスミに何かしたら俺が許さないから」
電話越しのサラはしばらく黙っていた、
ｻﾗ「ユンギオッパ、、、私を怒らせた事、後悔しないでね？」
それだけ言って電話を切ったサラ、
そういえば俺が別れようって言った時も同じ捨て台詞を吐いてたな。
常套手段だな、あいつの。
まぁ、そんな心配はいらないだろう。
大きな溜息をついて、また作曲作業に戻った。
カスミに歌って欲しくて作った曲、あとでナムジュンにも聴いてもらおう＿＿＿＿＿＿、
＿＿＿＿マネヒョンにわがままを言って早めに退勤させてもらった。
この日はカスミの初めての握手会だ。
会場にはたくさんのファンが集まっていて、俺達の初めての握手会を思い出した。
カスミ、絶対びっくりするだろうな。笑
ファンにも気づかれないように細心の注意を払いながらやっと俺の番。
仕切られた部屋に入ると、カスミが笑って手を差し伸べる。
カスミ「いつも応援ありがとう＾＾ っえ？！ユン、、」
手をしっかり握って人差し指を口に当てる、
ﾕﾝｷﾞ「いつでも応援してるよ、カヒ」
ほんの数秒間だったけど、嬉しそうに笑うカスミ。
その笑顔、必ず俺が守るから＿＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年4月22日 0時
