Follow a Dream Ⅳ (ページ44)

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episode 194 Unskilled and confessed ページ44

シーンと静まり返る社長室、パン社長の表情も一気に変わる。

ﾊﾝｷﾞｮﾙ「カスミ、、、？何をいきなり、、、」

ごめんねオッパ、、、

いきなりすぎて驚いてるだろうし、さっきプレゼントしてくれたギターだって、恩を仇で返してるみたいで申し訳なさでいっぱいだった。

カスミ「退院してきて早々にこんなお話をして申し訳ないと思っています、、、パン社長、私の話を少し聞いていただけませんか、、、？」

少し黙ってから、こちらに向き直った社長は腕を組み直した。

ﾊﾟﾝPD「話してみなさい、、、カスミの今の思いを、、、」

洋服の裾を握りしめながらドキドキする心臓を落ち着かせる。

カスミ「あの事故の時、目が覚めて酷い怪我で動かない手を見て、、、もうギターもピアノも弾けなくなる恐怖よりも一番に考えてしまったことが、ハサミを握れなくなる事でした、きっと本能的にそう思ったんです。その時気づいたんです、、、まだ心の隅に美容師としての道に未練があるのかもって、、、」

緊張してるのと、色んな感情が混ざって肩が震える。

そんな私の肩を優しく抱いて、頷いてくれたのはオッパだった、

カスミ「、、、そう思ったら、、、っ、こんな揺れた気持ちのまま歌手は続けられないっ、、、ファンの皆に申し訳ないって！、、っ、、社長にも、、オッパにもっ、、、だから自分なりのけじめをつけます、、、」

想いが涙と共に溢れ出して、止めることが出来なかった。

ただ今は、自分の正直な気持ちを伝えた、

急に立ち上がってガラス張りの窓の前に立ったパン社長、

ﾊﾟﾝPD「カスミ、、、君は私が見込んだ通りの逸材だった。勿論、最初のユンギ達とのコラボや話題性も大きく影響はしただろうが、人柄と音楽性、どれを取っても他の歌手にも負けない才能を持ってる、、、初めは利益のためもあったが想像以上にカスミが事務所に残してくれた功績も大きい、、、」

、、、知らなかった。がむしゃらで余裕なんてなかった音楽活動だったけど、そんな風に思ってもらえてたなんて。

ﾊﾟﾝPD「私こそすまなかった、カスミ、君を私の描いた夢に付き合わせて、、、本当は歌手を辞めて欲しくないが、私に止める資格はない。カスミの掴みたい方に進みなさい。でも、最後に一つだけ付き合ってくれないか？」

謝らないでください、

こんな私を導いてくれたパン社長に感謝しかない、

ﾊﾟﾝPD「カヒとして最後に、BTSとのコラボアルバムを出す。それが最後の活動にする」、