Follow a Dream Ⅳ (ページ18)

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episode 168 uneasiness ページ18

※ｼﾞﾐﾝside

もうすぐ行われるコンサートを控えた俺たちは毎日リハーサルに励んでいた。

今日もテヒョンとダンスレッスン。

ｼﾞﾐﾝ「はぁー！ぶっ通しはかなりキツい、、、休憩！」

テヒョンの飲みかけのミネラルウォーターを一口もらうと、レッスン室の床に寝そべってイヤホンを耳にかける、

最近ずっと聴いてるのは、カスミヌナの歌。

ヌナの声も勿論大好きなんだけど、音楽センスが俺のドンピシャっていうか、、、

元々音楽が大好きだったんだなってわかる。

引っ越しを手伝った時も荷物の中に大量のCDが出てきてたっけ。

ユンギヒョンと似たところも多いし、、、いや、似てくるのかな。

好きな人と同じ好きなものを共有出来るのって良いなって、あの二人を見てると思うんだ、

俺もいつか、優しくて小柄で可愛くて、好きなものをたくさん共有できるような人と恋がしたいな、、、

、、、そう。カスミヌナみたいな人と。

ヘアメイクもヌナのセンスが好きだったから、もうしてもらえないと思ったら寂しいんだよな、、、

こんなこと口が裂けてもユンギヒョンには言えないけどね。笑

でもどうしたんだろ、、、

ここの所ユンギヒョンの表情が暗い気がする。

ヌナと男のアイドルの変な画像を拡散されてから特に、、、

ヌナがそんなことする人じゃない事は俺たちがよくわかってるつもりだけど、繊細で実は考え込みやすいユンギヒョンの事が心配だった。

ﾃﾋｮﾝ「ジミナー？何聴いてんの？」

イヤホンを片方奪って自分の耳に当てるテヒョン、

ﾃﾋｮﾝ「、、、ヌナの曲いいよね、、、俺も毎日聴いてる、」

ｼﾞﾐﾝ「なぁテヒョナ、、、最近のユンギヒョン様子がおかしいと思わない？」

ﾃﾋｮﾝ「俺もそれ気になってた、、、でもヌナとヒョジンってやつはなんの関係もないんだろ？、、、ユンギヒョンって結構嫉妬深いから他の男がヌナに抱きついたのが気に食わなかったんじゃない？、、、俺がユンギヒョンの立場だったら、相手の男絶対許さないけど、、、」

結構マジで怒ってる顔をしたテヒョンだったけど、すぐに笑って

ﾃﾋｮﾝ「ヌナも新曲出るし、俺たちもARMYのためにライブ頑張らないとな＾＾」

いつの間にか俺たちと同じどころか、遠くに行っちゃわないか心配になるくらい人気歌手になったカスミヌナ、、、

絶対俺達の目の届く範囲にいてね、、、

胸騒ぎを抑えるように緩んだスニーカーの紐をくくり直して、

レッスンを再開した＿＿＿