episode 110 Unforgivable warmth ページ10
※ﾃﾋｮﾝside
ダンス練習が終わって休憩しようと練習室を出る。
たまたまユンギヒョンの後ろを歩いてると、
打ち合わせが終わった様子のカスミヌナが缶コーヒーを飲んでた。
サラサラの長い髪に白い肌、、、あっ、手首が赤くなってる、
つい昨日の記憶とリンクしてしまう。
ヌナに話しかけるユンギヒョンはヌナの頭を優しく撫でて笑ってる。
無性にあの空間を壊したくなる衝動に駆られてしまう、、、
ユンギヒョン、ヌナを独り占めするなんて許せないよ。
俺を見るなり警戒した表情のヌナだけど、昨日俺の部屋に落としたピアスを見せた途端、嬉しそうな顔、、、
そんなに大事なんだ、、、当然か、お揃いなんだもんな。
でもすぐになんて返してあげない。
せっかくまた会える口実が増えたのに、利用するしかないでしょ。
忘れられないんだ、あの時のヌナが俺の体に焼き付いて。
こんな気持ち初めてで、自分がどうなってしまったのかわからない。
ねぇヌナ、、、どうして俺だけのものになってくれないの？
ユンギヒョンより、俺の方が絶対幸せにしてあげるのに。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿、
退勤後、すぐマンションに向かってヌナのために飲み物を用意して、俺のお気に入りのアロマキャンドルを焚いて連絡を待った。
遅いなぁ、、、
メッセージを送ったけど、既読にならない、
広すぎる部屋の中で時計の秒針の音だけが響いてる、
＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／
カスミ「遅くなってごめんなさい、、、」
ﾃﾋｮﾝ「ヌナおかえり＾＾、、、来てくれないかと思った、どうして遅くなったの？、どこ行ってたの？」
カスミ「うん、、、ちょっとね。」
どうして話してくれないの？
ヌナの事もっと知りたいのに、、、
ﾃﾋｮﾝ「あっ、そうだ！何か飲む？ お酒もあるよ＾＾」
カスミ「テヒョン。ピアス返して？」
俺の目を真っ直ぐ優しく笑ってるヌナ。
、、、やめてよ。そんな良心に訴えかけるみたいに。
ﾃﾋｮﾝ「、、、どうして俺じゃダメなの？」
ヌナの腕を乱暴に掴んで寝室に連れていく。
押し倒してヌナの柔らかい体にキスをする、
触れるたびに唇を噛むヌナに囁いて、
ﾃﾋｮﾝ「声、、、我慢しないで？、っ、、」
気持ちよくて意識が飛びそう、、、
こんなことして、ヌナの気持ちを動かせるなんて思っちゃいないけど、もうどうしようもないんだ、
どうして一番欲しいものは、俺の手からすり抜けていくんだろう＿＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年2月23日 22時
