episode 127 Scene without notice ページ27
パンPD「カスミ、、、雰囲気が違って良い!似合ってるよ。」
メイクルームを出るとパン社長とオッパが立っていた、
社長かなり私の様子を伺ってるみたい、、、
ハンギョル「カスミ綺麗だよ^^ ヒール大丈夫?」
自然と腕を差し伸べてくれるオッパ、
オッパ絶対モテるだろうなぁ、なんてくだらないことを考えた。
普段ヒールなんて履かないから歩行がぎこちなくなってしまう、
背が低いから10cmくらいのヒールが用意されていた。
今だけだけど、目線が高くて嬉しい。笑
テヒョン「ヌナ、、、可愛い!写真撮っていい?」
カスミ「え!やだやめてよテヒョン!汗」
スマホを構えようとするテヒョンを遮ろうとした瞬間、よろけてしまった、
ユンギ「、、、危なかった、、テヒョンからかうのも良い加減にしろよ?、」
現場に到着したばかりのユンギが支えてくれた、
カスミ「ユンギ、、、ありがとう。ごめんね、」
ユンギ「痛いとこないか?、、、ってヘアメイク終わったんだな、」
滅多に着ない露出の高い衣装の私を見たユンギは、複雑そうな顔をしてる、
ユンギ「テヒョンの前では胸元もっと隠してくれよ、」
そのままメイクルームへ入っていったユンギ、
その間、テヒョンと私は監督さんから指示をもらったり、少しの演技指導を受けた。
テヒョンはドラマの出演経験があるらしく、すごく動きがナチュラルだった。
憑依型っていうのかな。テヒョンてどれほどの顔をもってるだろう、、、
メイクが終わったユンギとナムジュンとも合流して撮影が始まった。
ユンギとナムジュン二人のカットが多いからテヒョンと待機して出番を待つ、
撮影中のユンギはカメラマンを挑発するような目をしたり、ふと力が抜けて優しい顔をしたり、、、本当に猫みたいな人、
テヒョン「ヌナ、、、緊張してないの?」
カスミ「ちょっとドキドキしてる。笑 でもこんなに沢山の人の前で歌ったり演技したりすごいね、」
私の手に触れて見つめるテヒョン。
テヒョン「そうだよ、これは演技、、、だから全力でいくからね、ちゃんと合わせてほしい、」
ついに出番がやってきた、
長い髪で顔を隠しながら壁にもたれて歌唱するシーン、
テヒョンと背中合わせになるシーン、
シーンを上げるとキリがないほど。
次は抱き合うシーン、、、恋人のように。
優しく抱き寄せると、テヒョンがキスをした。
台本にはなかったはずのキスシーンに、頭が真っ白になった、、、
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時